あなたが好き。【トリップ】

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園子ちゃんは先に帰り、蘭ちゃんの恋バナを聞き、コナン君の反応を見て楽しんでいたら

「すみません…そろそろ閉店なんです…」
と零さんに声をかけられた

「え！もうそんな時間！？コナン君！帰るよ！」

「はぁーい…」

「二人とも、おやすみ、またね」

「はい！遅くまでありがとうございました！また恋バナ聞いてください！」

「俺でよければいつでも聞く」

「はい！じゃあまた！おやすみなさい！」

俺は蘭ちゃんに手を振る


「で、コナン君は？」

「んーん？帰るよ？」

「ふーん、早く帰りな」

「ねぇ、お兄さんって何者？」


そう聞いてくると思ったよ
何者…ねぇ…


「俺は安室透の味方だよ、ただそれだけ」

そう言うとコナン君は驚いた目を見せた


こういう反応って事はバーボンってバレてるのか…？
それとももっと後？時系列がわかんねぇな…
後で零さんに聞こう


「ほらさっと帰りな、蘭ちゃんが心配するぞ」

「はーい、お兄さん、またね」


少なくともバーボンなのはバレてる…？
ミステリートレインの後か…？
いや、最初から安室透を怪しんでいたら…？


「A？」

零さんの声にハッとする

「大丈夫か？」

「…零さん、最近、どんな事件が起きました？」

「え？最近は…、あぁ、コナン君が誘拐されちゃう事件が起きたかな、俺が追いかけていったんだけど」

「そうなんですね」


ってことは次がミステリートレインか…
バーボンだとバレてたらコナン君があんなに簡単に引き下がらないか


「どうしたんだ…？」

「あぁ、いえ、大丈夫です、それよりお酒買って帰りましょ？明日はお仕事ですか？」

「あ、あぁ、でも大丈夫だ、俺強いから」

「そうですか！でも軽めにしときましょ！」


ミステリートレイン…俺は関わった方がいいのか…
正直、原作にはあまり関わるつもりはなかった
でももう死神君とは関わってしまったし、それならやりたい放題にやってやる


どうすべきか考えていると
「A…」と後ろから零さんに抱きしめられた

「れ、零さん！？」

「もう閉店作業は終わった、帰ろう？」

「は、はい…」




降谷零side

(何か、遠くを見ている気がして、怖くなってしまった…
A…、お前まで遠くに行くなよ…)

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