あなたが好き。【トリップ】

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見るからにセキュリティが強そうなマンションに着く

零さんは無言でおり、助手席を開けてくれる

零さんの家に着くまでずっと無言だった


「入ってください」

「あ、はい…」

大人しく家に入ると、リビングに案内される
イメージ通り、シンプルな部屋、というより生活感が無い

「そこに座ってください」

ふかふかそうなソファーに座る
隣に零さんも座ってくる

「…」


俺から話すべきなのか、話し出すのを待つべきなのか分からない…


「昨日の、ことだが」

「は、はい」

「俺の勘違いならすまない、単刀直入に聞く、Aは俺の事好きなのか？」

「…」

零さんにこっちを向かせられる
真剣な目で見つめられる


なんで、そんな目で見るんだよ
気持ち悪くないのかよ


よく分からなくなり、涙が溢れる
零さんが驚いた目をする

「すまない、違うんだな、わかった、だから泣かないでくれ」


違う、そんなことない


「ち、がう…、おれは…」

「いいよ、もう分かったから」

「ちがうって」

「落ち着け、水でも持ってくる」

零さんがソファーから立とうとする
ここで言わないといけない気がした

「零さん！待って！」
思わず抱きしめて止める

「おれ、零さんが大好き、愛してる、だから沖矢さんなこと好きだって勘違いしてる零さんに悲しくなった。」


あぁ、言っちゃった


「ごめんなさい、気持ち悪いですよね」

すぐ離れようとすると、零さんにキスをされた

「れ、零さっ…」
思わず離れようとすると更に深くキスされる

「んんっ…」
息が出来なくなり、零さんの胸を叩く
するとやっと零さんは離れてくれた
酸欠になりぼーっとしている

「A、好きだ、愛してる」

「へ…？」


今、なんて言った？


「何度でも言う、A、愛してる」

「う、そ」

「信じれないなら信じるまでお前の好きな所を言ってやる」


零さんが俺を好き？愛してる？


零さんを強く抱きしめる


「零さんっ零さんっ！愛してます！大好きです！」
泣きながら、俺の気持ちを伝える

「あぁ、俺もだよ
なぁA、俺と付き合ってくれるか？」

その言葉に更に涙が溢れる

「はい…、もちろんです」









(うわぁー、やっとくっつけた…
どうくっつけようか、すごく迷いました…

いい感じに出来たでしょうか
完結風にしてますが、まだまだ続きます)

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