あなたが好き。【トリップ】

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「じゃあおやすみ」

「あ、はい、おやすみなさい」

降谷さんか俺の隣で寝ている…！！
ダブルベットて良かったぁ…！！！
今日はドキドキして寝れないかもだけど、別にいいか…


ちなみに降谷さんも俺もお互い反対側を向いている

寝る努力はしてみるか、と目をつぶっていると

急に後ろから降谷さんに抱きしめられた

「んぇ！？！？」

びっくりし、つい変な声が出た

「ふふふ降谷さん！？何してるんすか！？」

「あ、お前、元は口悪いだろ」
フフっと耳元で笑いながらそう言われる


やめてくれ…！！そんなことされたら反応する…！！


「いやそうですけど！や、やめてもらえると助かります！！」

「んー、やだって言ったら？」

「ええええ！？」


何？何が起きてる！？また遊ばれてるのか俺！？


考えてるうちにも耳元に息がかかる
変な声を出しそうになる

「なあ、A、やめてほしい？」
色気のある声でそう言われる

「ひゃ…はい…、やめてください…」
思わず変な声が出る

「んー、じゃあ、これから零って呼ぶならやめてやる」

「わかりました！わかりました！」

「じゃあ呼んでみて？」

「零…さん！！」

こうしている間も耳元に息がかかったままだ

「よく出来ました」

そう聞え、やっとやめてくれるのかと思い、ホッとすると

耳元を舐められた

「ぁッ…」

思わず出た声にびっくりし、口を抑える

バッと振り向くと至近距離に零さんの顔

後数ミリでキスをしてしまうくらい近かった

顔が赤くなる

すると零さんはニヤッと色気のある顔で笑い
「可愛いな…？」
と言ってきた

俺はもう茹でたこみたいになっているだろう

すると
「これから零さんってちゃんと呼べよ？呼ばなかったらお仕置きするからな」
と言い、ほっぺにキスしてきた


一瞬何が起きてるか分からなくなり、固まっていると


「じゃ、おやすみ」
と零さんに引き寄せられ、抱き枕の状態になった


「えっ、あのっ、ちょ」

さすがにこれでは寝れない、離してもらおうと零さんを見ると既にすやすやと寝ていた


時計を見るともう5時
午後からとはいえ、そろそろ寝ないと零さんはきついだろう
今更起こすのも悪い…


「頑張って寝よう…」

そう言い、ぎゅっと目をつぶった

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