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目の前に出されたものに驚いた
｢Aさん、こういうの好きって聞いたからさ、作ってみた。大人のお子様ランチ｣
景光さんは先程の笑みとは違い、柔らかい笑顔で言ってくれる
｢た、食べて良いんですか｣
｢当たり前だって。ちょっと待ってて、俺の分も持って来るから｣
もうワンプレート作っている彼が凄い。やはり料理に関しては、景光さんが群を抜いているという訳か。目の前にあるお子様ランチを見詰めながら、そんな事を考えていた
ハンバーグが乗っていて、オムライス、エビフライまで乗っている。パスタに野菜まで乗っている。実に美味しそうなお子様ランチのプレートだった
｢よし、じゃあ、いただきます｣
｢いただきます｣
食べる準備が整い、早速、ハンバーグを口の中に運んだ。手作りハンバーグの良さが全面に出ていて美味しさが口の中いっぱいに広がる
｢･･･美味しそうに食べるなぁ｣
エビフライを口に入れていると、向かいの席に座る景光さんが呟くように言った
｢そうですか？美味しそう、ではなく、美味しいんですけどね｣
｢ありがとう。作った甲斐があるってもんだ｣
｢嬉しいです。私なんかの為に｣
｢そう？俺はAさんの為に作ったんだよ｣
穏やかだった笑みが、冷たくなった事で自分が景光さんの地雷を踏んだという自覚はあった。それでも、食事は穏やかに食べる事が出来た
その後は、ゆっくりとした時間を過ごした
｢お風呂、一緒に入る？｣
｢入っても良いのなら｣
｢良いよ。俺も二人には負けてられないから｣
闘争心を燃やしている景光さんとお風呂に入る。彼もまた、傷だらけの自分の体を見ても、何も言わなかった。それどころか、研二さんと同じように優しい言葉をくれた
｢俺達に出会ってくれて、ありがとう｣
生まれる事も、生きる事も、出会う事だって、お礼を言われるような事でもなかったのに、景光さんも、研二さんも、陣平さんも言ってくれる
｢ね、しても良い？｣
｢構いませんよ。･･･しかし、どうしていきなり、こういう行為を？嫌とかではなく、純粋な疑問です｣
｢うーん、何て言うんだろうな。Aさんを好きだと自覚した時から、触れたいっていう欲は積もりに積もってたんだ。それで許可が出て、爆発した感じかな｣
一線を引いてくれていたのは分かっていた。それでも、そこまでの欲だとは思っていなかった。大方の男性が女性に向ける欲を自分に向けられるとは思っていなかった
研二さんの想いの重みが違うのは身に染みていたけれど、景光さんは分からなかった
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空白可能(プロフ) - 雪見大福さん» ありがとうございます(*- -)(*_ _)頑張ります〜〜！ただ上記の記載通り、3ヶ月程度は更新しませんので、期待せずお待ちくださいm(_ _)m (10月12日 20時) (
レス) id: 8a29bd0c44 (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - めっちゃいい所!！これからも無理せず頑張ってください！ゆっくりでいいので、更新をお待ちしてます (10月12日 18時) (レス) @page2 id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
空白可能(プロフ) - ユナさん» 嬉しいお言葉をありがとうございます！説明欄にもある通り、こちらの更新は暫く後になりますので、ご了承くださいませm(_ _)m (9月20日 21時) (レス) @page1 id: 8a29bd0c44 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - え、いいところで終わりｯｯ更新が楽しみすぎるｯｯやばい、尊いのと感動で涙止まらな (9月20日 21時) (レス) @page2 id: 0e552ce067 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空白可能
| 作成日時：2023年9月15日 23時
