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｢眼鏡はこっちだっての｣
｢あ、すみません。ありがとうございます｣
陣平さんから眼鏡を受け取って掛ける
｢手の掛かる奴だな｣
｢･･･すみません｣
｢手の掛かる奴の方が、依存させやすいから気にすんな｣
｢そ、そうですか･･･。お手柔らかにお願いします。その、私が依存してしまうと、本当に面倒なので｣
妻と娘には、かなり依存していた。そのせいで色々と怒られる部分もあったけれど、それはそれで嬉しくもあった。自分に目を向けてくれている、そう感じてしまった
自分に目を向けてほしい子どもと同じだった
それが大人の振れ幅になるとすれば、かなり酷いものとなってしまうだろう。独占欲にも似た何かが暴走してしまうかもしれない
｢依存すれば良いだろ｣
｢･･･迷惑は掛けたくないんです｣
｢じゃあ、その気遣いが迷惑｣
｢えっ｣
迷惑を掛けたくない気持ちが迷惑だと言われてしまい、戸惑ってしまう
｢俺は気兼ねなくAに頼ってほしいし、頼られたい。もっと言えば、お前を部屋で飼いたい｣
｢かい？｣
｢家から出さずに愛でる｣
｢ひぇぇ･･･｣
ペットとして飼いたいという意味であり、それは自分の人としての権利を剥奪するので、あまりやりたくないらしい。自分自身もかなり困ってしまう
｢ま、次は景光の旦那だから、妙な事は言わない方が良いぞ｣
｢それって、どういう？｣
｢旦那は、執着心が結構強い。萩よりもやべぇかもしれねぇから｣
｢景光さんが私に執着する理由はないような？｣
当然の疑問だ
研二さんは幼い自分と一緒にいた期間が長く、直接助けているので、分からない事はない。陣平さんの時も同じだ。しかし、景光さんはノートに書き記して残しただけ。それを実行したのは、危機を救ったのは陣平さんと研二さんだ
自分に執着する理由には動機が薄い気がした
｢どうでしょう？｣
｢はぁぁ･･･｣
大きな溜め息を吐かれた
｢えと、｣
｢今のアイツの前では言うなよ。言ったら、体に叩き込まれるぞ｣
｢わ、分かりました･･･｣
かなり真面目な顔で言われ、事の重大さを胸に刻んでおいた。それでいて、少しだけ気になりもした。景光さんがどんな風に体に叩き込むのか。想像するだけで、ゾクゾクとする感覚が全身を走った
｢A？｣
｢あ、いえ、ご飯が食べたいです｣
｢そうだな。動けるか？｣
｢優しくしてもらったので、体はなんとも｣
研二さんと同様、優しい行為のお陰で心が満たされる満足なものだった。本当に自分は、彼らに想いを募らせているのだと確信した
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空白可能(プロフ) - 雪見大福さん» ありがとうございます(*- -)(*_ _)頑張ります〜〜！ただ上記の記載通り、3ヶ月程度は更新しませんので、期待せずお待ちくださいm(_ _)m (10月12日 20時) (
レス) id: 8a29bd0c44 (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - めっちゃいい所!！これからも無理せず頑張ってください！ゆっくりでいいので、更新をお待ちしてます (10月12日 18時) (レス) @page2 id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
空白可能(プロフ) - ユナさん» 嬉しいお言葉をありがとうございます！説明欄にもある通り、こちらの更新は暫く後になりますので、ご了承くださいませm(_ _)m (9月20日 21時) (レス) @page1 id: 8a29bd0c44 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - え、いいところで終わりｯｯ更新が楽しみすぎるｯｯやばい、尊いのと感動で涙止まらな (9月20日 21時) (レス) @page2 id: 0e552ce067 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空白可能
| 作成日時：2023年9月15日 23時
