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｢待ちました｣
｢許せよ｣
｢勿論。･･･ずっと、私と一緒にいてくれるなら、許します｣
陣平さんだけに聞こえる声で、我儘を伝えた
｢ああ、勿論だよ｣
向かいの席に座った彼は我儘に応えてくれた
｢ほら、食べて次行くぞ｣
｢はい｣
テーブルに置かれたファーストフードを平らげて、陣平さんの立てたという予定をなぞって、ご飯を食べて、お店を巡り、彼の住むマンションに帰った
｢お邪魔します｣
｢おう｣
入るように促されて、部屋の中に入る。玄関は研二さんの部屋と変わらない。そんな廊下を見ていると後ろでカチッと何かの音が聞こえる
振り向いて音の原因を突き止めようとした。しかし、それは出来なかった
いつの間にか、目の前に来ていた陣平さんに口付けられた。食われるかと思う程に濃厚なものだった。玄関の壁に押し付けられて、息も苦しくなるようなキスが続いた
｢は、ぁ･･･っ｣
｢んだよ、もう息上がったのか？｣
｢･･･若く、ないです、から･･･｣
陣平さん達とは違って、自分はもうそれほど若くはなかった。彼らはまだ二十代だが、自分はアラフォーというカテゴリーが適応される
そして、不摂生や入院生活が続いて、体力も衰えていた。ほぼほぼ現役な彼らの体力に並べられる訳もなく、すぐに落ちてしまう
｢ま、これから慣れろよ。いっぱいするんだし｣
｢頑張ります。そう言えば、陣平さん達は、歳上の男が、そういう風に善がっている姿は大丈夫ですか？｣
｢気になんねぇな。むしろ、もっとグズグズに溶かして、訳わかんねぇぐらいに善がれよ｣
耳の傍で低い声が頭の中に響くように聴こえる。それに過敏に反応を示してしまい、顔を逸らしたけれど、陣平さんの手に顔を上げさせられる
顔を上げ、彼の目を見詰める。再び口付け、それ以上の行為を促した。自分よりも遥かに力持ちな彼に抱き上げられて、その場で溶かされる。行為は連れ込まれた風呂場でも行われて、体力の底が尽きる
｢ん、ん･･･？｣
目覚めて体を起こそうとした。だが、体が上手く動かなかった。両手をついて、重たい体を起こした。自分はベッドの上にいたらしく、肌触りの良い布団が掛けられていた
｢起きたみたいだな｣
寝ぼけ眼で辺りを眺めていたら、声が聞こえる。そちらを向いて、目を凝らした。寝起きという事もあって、全く見えない。声で判断がつくので別に構わないけれど
｢陣平さん、おはようございます｣
｢おはよ。飯出来てるけど、食うか？｣
｢食べます。ありがとうございます｣
お礼を言い、眼鏡を探した
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空白可能(プロフ) - 雪見大福さん» ありがとうございます(*- -)(*_ _)頑張ります〜〜！ただ上記の記載通り、3ヶ月程度は更新しませんので、期待せずお待ちくださいm(_ _)m (10月12日 20時) (
レス) id: 8a29bd0c44 (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - めっちゃいい所!！これからも無理せず頑張ってください！ゆっくりでいいので、更新をお待ちしてます (10月12日 18時) (レス) @page2 id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
空白可能(プロフ) - ユナさん» 嬉しいお言葉をありがとうございます！説明欄にもある通り、こちらの更新は暫く後になりますので、ご了承くださいませm(_ _)m (9月20日 21時) (レス) @page1 id: 8a29bd0c44 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - え、いいところで終わりｯｯ更新が楽しみすぎるｯｯやばい、尊いのと感動で涙止まらな (9月20日 21時) (レス) @page2 id: 0e552ce067 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空白可能
| 作成日時：2023年9月15日 23時
