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｢大丈夫、だと思います･･･｣
｢無理すんなよ｣
｢･･･いえ、無理をするのは、研二さんですから｣
そう言いながら、自分の着ているシャツを脱いだ。露になる自分の傷だらけの体に嫌気が差す。研二さんは見たような気もするけれど、自分の意思で見せるのは、気持ちが重くなる
｢ん、｣
背中に何かが触れ、体を揺らす
｢本当に、酷い傷だな｣
｢ええ、そうでしょう。･･･綺麗な体じゃななくて、本当にごめんなさい｣
自分から出来るのは、謝罪だけだった
｢研二、さん･･･？｣
背中が温かくなったと思ったら、研二さんが自分の体を包み込んでいた
｢･･･別に綺麗な体を求めてる訳じゃねぇって。俺が求めてんのは、Aだけ。それよりも、こんなに傷だらけになっても、生きることを選んでくれて、ありがとうな。辛くても、今まで頑張って生きてくれて、ありがとう｣
優しい言葉が物凄く近い距離で、耳元で囁くように告げられる。どうして、自分はこんなにも優しい言葉をかけてもらえて、愛してもらえるのか、本当に不思議だった
自分は許されない事をしているのに。自分は綺麗な存在ではないのに
｢愛してる｣
そう言う研二さんに顎を掴まれ、誘導されるままに顔を向けると、優しく甘く、口付けられた。名残惜しくも離れて、研二さんに向けていた背を後ろにして向き直った
｢もっかいさせて？｣
｢･･･はい｣
拒否するという選択肢はなくて、彼からの口付けを受け入れる。その後もなかなか恥ずかしながら、彼と行為をした
初めてで上手く出来たのかも、研二さんを気持ち良くさせられたのかも分からない。自分は気持ち良くて、癖になりそうだった
気が付けば、気絶したのか、倦怠感から眠りに落ちたのか、ベッドの上で目を覚ます
｢けん、じ、さん･･･｣
｢起きたか？｣
｢ん･･･、はい｣
研二さんの大きな手で頭を撫でられて、それが心地の良い目覚めを促した
｢可愛いな、Aは｣
｢そう、でしょうか？｣
｢ああ。今まで見て来た人の中で、一番だよ｣
｢それなら、良かったです･･･｣
頬に触れた彼の手に擦り寄った。こんなにも優しい手の平を自分は今、独り占めにしている
｢あんま可愛い事してると、また食っちまうぞ｣
｢･･･ちょっとしんどいかもです。私も、歳が歳なので･･･｣
｢ははっだな。付き合ってくれて、ありがとな｣
｢いえ、あの、その、私だけ、すみません。気持ち良くて、落ちてしまって、｣
最後まで付き合い切れなかった、意識を失ってしまった事を詫びた
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空白可能(プロフ) - 雪見大福さん» ありがとうございます(*- -)(*_ _)頑張ります〜〜！ただ上記の記載通り、3ヶ月程度は更新しませんので、期待せずお待ちくださいm(_ _)m (10月12日 20時) (
レス) id: 8a29bd0c44 (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - めっちゃいい所!！これからも無理せず頑張ってください！ゆっくりでいいので、更新をお待ちしてます (10月12日 18時) (レス) @page2 id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
空白可能(プロフ) - ユナさん» 嬉しいお言葉をありがとうございます！説明欄にもある通り、こちらの更新は暫く後になりますので、ご了承くださいませm(_ _)m (9月20日 21時) (レス) @page1 id: 8a29bd0c44 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - え、いいところで終わりｯｯ更新が楽しみすぎるｯｯやばい、尊いのと感動で涙止まらな (9月20日 21時) (レス) @page2 id: 0e552ce067 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空白可能
| 作成日時：2023年9月15日 23時
