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｢えーっと、私は一体？｣
ひとしきり瑠璃さんとの会話を終えた後、ずっと待っていてくれた安室さんに訊いた
｢そうですね。順を追って、話をしますね。まず、宵蓮さんが救急搬送されたのは覚えていますか？｣
｢･･･いいえ｣
その時の事を覚えておらず、首を横に振った
｢なるほど。では、救急搬送されたんです。一ヶ月程前に。事情は後程お話ししますが、搬送され、手術を受けました｣
安室さん詳細を省き、分かりやすい所だけ、かい摘まんで話をしてくれた
｢貴方の容体は思わしくなく、集中治療室で四日間、意識不明でした。入院四日後、意識を一時的に取り戻したものの、すぐに意識喪失。また一週間程、眠り続けました｣
自分はまたもや長い間、眠り続けていたらしい。全くこちらの世界に来てから寝てばかりだ
｢一週間後、再び目を覚ましましたが、貴方の記憶が混濁していたのか、脳への衝撃が悪さをしたのか、障害があったのか、瑠璃さん以外を認識しなかった｣
｢はぁ、なるほど？｣
｢貴方からしたら、夢でも見ていた感覚なんでしょうね。お陰で昔の宵蓮さんを知れましたよ｣
自分ではいまいち理解が及ばない事だったが、確かに夢うつつで瑠璃さんと話していた
今までの事が夢ではなかった。目を閉じて、開いた時には現実に戻って、幼かった瑠璃さんの顔が、大人びた少女の顔になっていた
｢瑠璃さんが私を引き戻してくれたんですよね。ありがとうございます｣
｢ううん。ちょっと嬉しかったから。･･･その、お父さんって呼んで良いんだよね？｣
｢構いませんよ。あの賭けは詩雪さんの勝ちですから｣
｢賭け？｣
自分と瑠璃さんの会話に引っ掛かりを覚えた安室さんが訊く。それに関しては、自分は黙秘を貫こうと思っていたが、瑠璃さんが話してしまった。自分と娘の詩雪がした賭けの話を
賭けの話を聞いた安室さんは、険しい顔になったかと思えば、大きな溜め息を吐かれた
｢何ですか？その、バカみたいな賭けは｣
｢バッバカみたいなって、詩雪ちゃんは本気で、｣
｢その賭け、宵蓮さんが絶対に負ける賭け、ですよね？｣
｢え、それって、どういう･･･｣
瑠璃さんがこちらを見たが視線を逸らして、黙秘を貫く。自分からは話せるような事は何もない。元々は墓場まで持って行くつもりだった
だから、あの女を泳がせて、自らが何かしらを被れば、安室さんか、研二さん達がどうにかしてくれるはずだったから
｢･･･安室さん。あの人はどうなりましたか？｣
自分が救急搬送される前後の事を思い出し、彼に問い掛けた
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空白可能(プロフ) - 雪見大福さん» ありがとうございます(*- -)(*_ _)頑張ります〜〜！ただ上記の記載通り、3ヶ月程度は更新しませんので、期待せずお待ちくださいm(_ _)m (10月12日 20時) (
レス) id: 8a29bd0c44 (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - めっちゃいい所!！これからも無理せず頑張ってください！ゆっくりでいいので、更新をお待ちしてます (10月12日 18時) (レス) @page2 id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
空白可能(プロフ) - ユナさん» 嬉しいお言葉をありがとうございます！説明欄にもある通り、こちらの更新は暫く後になりますので、ご了承くださいませm(_ _)m (9月20日 21時) (レス) @page1 id: 8a29bd0c44 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - え、いいところで終わりｯｯ更新が楽しみすぎるｯｯやばい、尊いのと感動で涙止まらな (9月20日 21時) (レス) @page2 id: 0e552ce067 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空白可能
| 作成日時：2023年9月15日 23時
