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｢･･･はい。でも、本当に良いのか不安です｣
｢良いんじゃない？皆に見捨てられても、私はおじさんの傍にいるから｣
瑠璃さんは心強い味方だった
意気地ない自分の背中を押してくれて、罪深い自分の傍にいてくれると言った
｢ありがとうございます、瑠璃さん｣
｢宵蓮さんでも僕は嫉妬しますからね？｣
｢すみません。気を付けます｣
｢もー、安室さんってば｣
瑠璃さんにも聞こえていたらしいが、小さな声で伝えた安室さんと同じように小さく謝っておいた
｢瑠璃さん、娘の事もよろしくお願いしますね｣
｢任せといて!!なんか私と同じ匂いがするの｣
｢同じ匂い？｣
｢うん。詩雪ちゃんって、オタクでしょ。私もそうなんだぁ｣
全くそうは見えなかったが、安室さんを知っている時点で、そういうものなのだろうか。自分も知っているから、違うとは思うけれど
結構、詳しいようにも見えたので、瑠璃さんが言うようなものなのかもしれない
｢宵蓮さんは、好きなものなどはないんですか？｣
｢妻と娘が好きです｣
｢そうじゃなくて。個人的に好きなもの、趣味ですよ｣
安室さんに訊かれて、考えてみたけれど何も思い浮かばなっかった。趣味というもの自分にはない。自分に使う金銭があるのなら、妻と娘と一緒にどこかに出掛ける。それか貯金する
｢おじさん、トランプとか、魚育ててたりしてなかった？｣
｢ああ･･･、確かに。ポーカーとかは好きでしたね。魚は育てるというより、アクアリウムです。全部やめましたけど｣
｢どうしてですか？｣
｢トランプを捨てられたのと、アクアリウムに洗剤を入れられてからは、やってません｣
瑠璃さんと安室さんの質問に答えた
トランプという無機質なものならまだしも、アクアリウムに洗剤を入れられるとは思わなかった。お陰で、中にいた小さな命達は死んでいった
｢そっか･･･。ごめんね｣
｢別に過ぎた事ですし、やったのは瑠璃さんではないでしょう｣
謝る瑠璃さんに言う。やったのは彼女の母親であり、その場にもいなかった彼女が謝る必要もない
｢･･･うん、ありがとう｣
｢あまり責めると安室さんが怒るので。ね、安室さん｣
｢そうですけど？｣
｢もう、二人して｣
怖い顔をしていた安室さんは即答で返して来て、それに呆れた言いぐさではあったが、瑠璃さんは俯いていて耳が赤くなっていた
｢おじさん･･･？｣
｢･･･いいえ、別に｣
無意識にも赤くなった耳に触れてしまい、すぐに手を離した
｢すみません、仕事に戻りますね｣
休憩時間が終わろうとしていたので、席を立った
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空白可能(プロフ) - 雪見大福さん» ありがとうございます(*- -)(*_ _)頑張ります〜〜！ただ上記の記載通り、3ヶ月程度は更新しませんので、期待せずお待ちくださいm(_ _)m (10月12日 20時) (
レス) id: 8a29bd0c44 (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - めっちゃいい所!！これからも無理せず頑張ってください！ゆっくりでいいので、更新をお待ちしてます (10月12日 18時) (レス) @page2 id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
空白可能(プロフ) - ユナさん» 嬉しいお言葉をありがとうございます！説明欄にもある通り、こちらの更新は暫く後になりますので、ご了承くださいませm(_ _)m (9月20日 21時) (レス) @page1 id: 8a29bd0c44 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - え、いいところで終わりｯｯ更新が楽しみすぎるｯｯやばい、尊いのと感動で涙止まらな (9月20日 21時) (レス) @page2 id: 0e552ce067 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空白可能
| 作成日時：2023年9月15日 23時
