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｢私にしかメリットがない事も、私の身勝手の自己満足で、我儘だとも思います。どうか、お願いします｣
話し終わって、二人に頭を下げた
二人からの返事を頭を下げながら待った
｢あの、Aさん。私も言いたい事があるんです。だから、一回顔を上げてくれませんか？｣
｢はい。何でしょう｣
｢私、Aさんと無理矢理に入籍したの、顔が好みだったからなんですよ｣
｢はい？｣
妻の思いがけないカミングアウトに目を丸くした
｢お、お母さん？｣
娘も驚いてしまっていた
｢好きとか言う感情はなくて、顔がタイプって言うだけでした。倒れた時も面倒だなって思ってました｣
｢えっと、じゃあ、どうして、二年間？｣
｢その時は私の父がそうすれば、世間体が良いと言ったから仕方なく、詩雪と一緒に過ごしながら、看ていました｣
｢そ、そうでしたか･･･｣
突然の告白に面食らって、どう反応すれば良いのかが分からなかった。初めて妻の本音を聞いた気がした
｢それじゃあ、私の事は、｣
｢心配しなくとも、ちゃんと好きですし、愛してますよ。でないと、宵蓮の名字は捨ててます｣
確かに、とは思うけれど、不安がよぎった
｢それに、Aさんが私や詩雪に目を向けてくれるようになって、心に触れて、私も貴方が好きになった｣
｢希梳、｣
｢父にも、Aさんの事を訊いて、父が私に結婚を勧めた理由も分かった。そして、私も支えられたらって思い始めた｣
どうやら、妻にとって二年間は妥協であって、父から聞いた話と言うのは、前妻と不倫相手の事であって、流石に同情したそうだ。それからは、妻も私に向き合ってくれていた
｢こんな話を聞いて、どう思いましたか？｣
｢･･･私からは、何とも言えません。私は貴女を責められる立場ではありませんから｣
妻が何と思っていても、今までの事で自分が立ち直れたのは事実だ。それに、自分は妻と娘とはもう会えない、そう思っての行動であっても、今は許されない事だ
妻と娘が来たのにも関わらず、自分は研二さんや陣平さん、景光さんの行為を受け入れた
｢Aさんと同じで、何も言えません。言えるのは、詩雪だけよ。どう思う？私達の事｣
｢え、えーと･･･｣
急に話題を振られて、狼狽え戸惑いながらも娘は考え込んだ
｢･･･私はね、私の知ってるお父さんとお母さんはね、物凄くバカップルで、小さい私でも呆れるぐらいだった。私にも、親バカ溺愛っていう言葉が似合う程に愛してくれた｣
考え込んだ末に、娘はそう話を始めた
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空白可能(プロフ) - 雪見大福さん» ありがとうございます(*- -)(*_ _)頑張ります〜〜！ただ上記の記載通り、3ヶ月程度は更新しませんので、期待せずお待ちくださいm(_ _)m (10月12日 20時) (
レス) id: 8a29bd0c44 (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - めっちゃいい所!！これからも無理せず頑張ってください！ゆっくりでいいので、更新をお待ちしてます (10月12日 18時) (レス) @page2 id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
空白可能(プロフ) - ユナさん» 嬉しいお言葉をありがとうございます！説明欄にもある通り、こちらの更新は暫く後になりますので、ご了承くださいませm(_ _)m (9月20日 21時) (レス) @page1 id: 8a29bd0c44 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - え、いいところで終わりｯｯ更新が楽しみすぎるｯｯやばい、尊いのと感動で涙止まらな (9月20日 21時) (レス) @page2 id: 0e552ce067 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空白可能
| 作成日時：2023年9月15日 23時
