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組織の連中を捕らえるに当たって、綿密に計画を立てていた為、コナンくんやFBI、CIAの協力のもと、滞りなく進んだ
勿論、捕らえた中には
｢答えてください。彼が、
｢黙秘ぃ｣
へらりと笑った壱望 明光は、自分の権利として黙秘をする。つまるところ、Aの居場所を知っているという事だ
｢つーか、裏切り者のお前に教える事なんて、何もねぇだろ｣
｢それは、｣
｢じゃあさ、こうしようぜ。俺が納得するメリットを提示して実行すれば、教えてやるよ｣
嫌な笑みを浮かべた壱望 明光が言った
｢人ひとりの命を貴方の減刑に使えと？｣
｢良いじゃん。俺も、人ひとりの命、だろ？知っての通り、俺は死刑になる。人ひとりの命と人ひとりの居場所の交換だ｣
｢･･･考えておきます｣
それだけ言い残して、立ち去ろうとした
｢どうせ、忘れるよ。いくら大切だとしても、いつか風化するよ。目の前にある今の方が大切なんだから｣
僕が扉に手をかけた時、後ろで聞こえた。それに振り返ると、壱望 明光は笑っていた。少し、その笑顔が悲しげに見えたのは、気のせいだったのだろうか
その時は気にも留めなかった
壱望 明光との交換条件をどうしたものかと考えていると、風見伝いに僕宛の手紙を受け取った
どうも、佐藤 美和子刑事から受け取ったらしく、佐藤刑事は高木 渉刑事から受け取ったらしい。伝言ゲームのように大きな封筒から、小さな封筒へと変わっていき、僕のもとに届いた
手紙の表裏を確認し、差出人の名前を探したが見つからなかった
仕方なく封筒を開けて、中身を確かめる
中には紙が二枚入っていて、それを取り出した。上の紙には、招待状、と書かれていた。上の紙を下にして、下の方の紙に目を通した
『指定した日付に、記載された住所の会社へお越しください。』
紙にはその文字と日付、住所が書かれていた
｢記載された住所･･･｣
｢調べますか？｣
｢自分で調べる。ご苦労｣
｢はい。それでは｣
風見と別れ、記載された住所を調べた。住所の場所には会社のビルが建っており、ホームページには見覚えのある名前があった
｢
何の為に呼ばれた？
その疑問に尽きる。しかし、相手は大企業の代表取締役だ。無視する事も出来ないだろう
何故か知っていた上からも、失礼のないようにと釘を刺されてしまい、結局のところ、指示されたように行動するしかなかった
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作者名：空白可能
| 作成日時：2023年3月27日 23時
