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「朝御飯だぞ」


次の日、朝御飯を子犬と共に食べた

そして、自室に戻り仕事に行く準備をする

準備を終えてリビングに行き、子犬の姿を探した

子犬はソファをよじ登ろうと頑張っていた

それを抱き上げて、ゲージの前に下ろした


「ほら、ここに入って」


トントンとゲージを叩いてみると、子犬は大人しくそれに従い、中に入ってくれた


「大丈夫か?」


中を覗いて訊くと、ペロリと鼻先を舐められた


「ワフッ」


と言っているので大丈夫だろう。恐らく

ゲージの扉を閉めて、持ち上げた

特に暴れる様子も無くて、少し安心する

家の電気を消して、鍵を掛けて、車に乗り込みゲージを助手席に置いて静かに車を動かした


「おはようございます、降谷さん。・・・あれ?それは、」

「子犬だ。拾ったんだ、今日も半休を取る予定なんだが・・・大丈夫か?」

「まさか子犬の為に?降谷さんはお優しいのですね!!勿論、我々でも書類の片付けは出来ますから、安心して下さい」


我ながら良い部下を持ったと思う

これで病院にも行けるし、子犬の事も少しは考えられるだろう


「名前は何て言うんです?」


ゲージの中を覗き込みながら風見は問い掛けて来た


「それが恥ずかしい事にまだ付けて無くてな・・・」

「そうなんですね!!ゆっくりと良い名前を付けてあげて下さい」

「・・・ああ」


良い名前、か

色々と考えながらも自分の仕事をこなして行った

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作者名:空白可能 | 作成日時:2017年5月26日 18時

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