検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:32,682 hit

32 ページ8

そっと覗くと確かに彼はいた



服を脱ぐ姿が見えた



服を脱いだ下から露になるのは傷だらけの体



『裏の記憶を持たない』



霧島さんの言葉が甦る



だったら今の彼はどちらなのか



傷だらけの体を見ても何も驚かない



驚かないように何かしているのか?



どちらでもいい



じっと見ていると扉が開いて霧島さんが見えた



雪村くんは俺に背を向けた



霧島さんは俺に気付いており、入るように目で訴えていた



窓から静かに入り、雪村くんの後ろについた



「ごめんね」


「何が、っ・・・!?」



霧島さんが謝り、彼の腹に一発入れた



彼は気を失った



「彼を貴方の家にお願いします。俺達は後で合流します」



頷き返し、彼を背負い、急いで雪村邸を後にした



ソファで眠る彼をずっと見ていた



目が覚めたらどんな顔をしたら良いんだろう



今の俺には分からない

33→←31



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (37 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
73人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

安曇 - 雪村君が黒バスの葉山のようだ… (2017年10月15日 4時) (レス) id: 834067e9d0 (このIDを非表示/違反報告)
島霧ラクサ(プロフ) - (名前)波留さん» お疲れ様です♪分かる人には分かる解釈を沢山作りたくて(笑)格好いい零さんが大好きなんです☆こちらこそ読んで頂きありがとうございました♪頑張ります!! (2017年5月18日 15時) (レス) id: fbfdd97e65 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)波留(プロフ) - お疲れ様でした!青春も読んでたので絡みがあってとっても面白かったです!!零くんかっこよく書いてくれてありがとうございます*°また次の作品も楽しみです! (2017年5月18日 14時) (レス) id: 0e14a04a8d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:島霧ラクサ | 作成日時:2017年5月17日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。