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そっと覗くと確かに彼はいた
服を脱ぐ姿が見えた
服を脱いだ下から露になるのは傷だらけの体
『裏の記憶を持たない』
霧島さんの言葉が甦る
だったら今の彼はどちらなのか
傷だらけの体を見ても何も驚かない
驚かないように何かしているのか?
どちらでもいい
じっと見ていると扉が開いて霧島さんが見えた
雪村くんは俺に背を向けた
霧島さんは俺に気付いており、入るように目で訴えていた
窓から静かに入り、雪村くんの後ろについた
「ごめんね」
「何が、っ・・・!?」
霧島さんが謝り、彼の腹に一発入れた
彼は気を失った
「彼を貴方の家にお願いします。俺達は後で合流します」
頷き返し、彼を背負い、急いで雪村邸を後にした
ソファで眠る彼をずっと見ていた
目が覚めたらどんな顔をしたら良いんだろう
今の俺には分からない
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安曇 - 雪村君が黒バスの葉山のようだ… (2017年10月15日 4時) (レス) id: 834067e9d0 (このIDを非表示/違反報告)
島霧ラクサ(プロフ) - (名前)波留さん» お疲れ様です♪分かる人には分かる解釈を沢山作りたくて(笑)格好いい零さんが大好きなんです☆こちらこそ読んで頂きありがとうございました♪頑張ります!! (2017年5月18日 15時) (レス) id: fbfdd97e65 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)波留(プロフ) - お疲れ様でした!青春も読んでたので絡みがあってとっても面白かったです!!零くんかっこよく書いてくれてありがとうございます*°また次の作品も楽しみです! (2017年5月18日 14時) (レス) id: 0e14a04a8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:島霧ラクサ | 作成日時:2017年5月17日 0時