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目をうっすらと開ける
ぼやけた視界に入るのは真っ暗な世界
ゆっくりと首を動かして、辺りを見渡した
そこには誰もいない
でも声は聴こえた。微かな声だ
どこかで聞いた事のある声だ
「・・・なさい・・・ごめ、・・・ごめん、なさい・・・っ」
微かに聴こえた声に耳を澄ませるとそう聞こえた
誰かが俺の手を握っている感じがした
「ごめんなさい、こんな俺をどうか許して・・・」
そう言った声は、凄く近くて
隣にいるような感じがした
でもそれは遠ざかって行く気配がする
俺は目を閉じた
そして再び開いた時には、真っ白な世界が広がった
「目が覚めたか?降谷くん」
「あか、いっ・・・!?」
ベッドの隣にいた赤井に起き上がって何かを言おうとすると全身が痛んだ
「動くな。まだ傷が深く残っている」
そう言われ、大人しくベッドに身を沈めた
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安曇 - 雪村君が黒バスの葉山のようだ… (2017年10月15日 4時) (レス) id: 834067e9d0 (このIDを非表示/違反報告)
島霧ラクサ(プロフ) - (名前)波留さん» お疲れ様です♪分かる人には分かる解釈を沢山作りたくて(笑)格好いい零さんが大好きなんです☆こちらこそ読んで頂きありがとうございました♪頑張ります!! (2017年5月18日 15時) (レス) id: fbfdd97e65 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)波留(プロフ) - お疲れ様でした!青春も読んでたので絡みがあってとっても面白かったです!!零くんかっこよく書いてくれてありがとうございます*°また次の作品も楽しみです! (2017年5月18日 14時) (レス) id: 0e14a04a8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:島霧ラクサ | 作成日時:2017年5月17日 0時