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「ねぇ、赤井さん。一つお訊きしたいの」



彼女は赤井のもとに行き言った



「なんだ」


「貴方にとって彼はそれほど大切?」



彼女が問い掛けた言葉にドクリと心臓が動いた



何で、彼女はそんな事を訊くんだ



「もちろん、俺にとって降谷くんはかけがえのないたった一人の大切な人だ」



赤井の言葉が嬉しかった



でも俺はどうだろう?



「零さん、貴方はどうなの?貴方にとって彼はそれほど大切な人なの?」



そう問いかけられた時、俺は迷った



自分の立場を取るか、赤井を取るか



本当にバカだと思う



答えなんて一つしか無いのに



立場なんてどうでも良いじゃないか



一番大切なのは、



「赤井は、俺の大切な人です。Aさん何かじゃ補えるはずもない位に俺は、赤井を・・・っ」



愛している



そう言うと、涙が溢れていた

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作成日時:2017年4月23日 21時

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