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「おいおい、それじゃあ、俺が損するだけじゃねぇか」


「何言ってんの?アタシ、アンタと付き合ってる気はさらさら無いけど。新人さん、手貸して」


「どうぞ」



車の近くに行き、女に手を差し出す



「ありがと。新人さん、車は?」


「遠くの駐車場に」



停めて来たので無いのだが、どうすれば



「なら、アタシの貸してあげる。傷、付けても良いからね」



ついておいで、と歩き出した女について行った



少し歩くと、一つの車の前で止まり、こちらを向いた



「これがアタシの車、RXー7 FD3S。どう?乗れそう?」


「・・・ええ、この車なら慣れてますよ」



僕がいつも乗っている車だから



「改造してるからちょっとあれかもだけど、アンタなら出来る気がするよ」



ほらキーだよ。と僕に女は車の鍵を手渡した

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作成日時:2017年2月25日 23時

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