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「・・・バー、ボン?」


「僕は、降谷です。降谷、零・・・」



彼女の目を見つめて言う



「・・・知ってるよ」


「僕は、いえ・・・俺は・・・俺も君を好きになってしまったんだ。ずっと自分の気持ちに嘘をついてたんだ」



だから、と俺は続ける



「だから、俺ともう一度やり直してくれないか・・・?」


「・・・もう嘘はつかなくて良いんだよ」


「嘘なんかじゃない!!・・・信じて」



少しの間、見つめ合った俺達



フィズは静かに目を閉じた



俺は彼女にキスをした



「信じてくれるまで、ずっと傍にいるから・・・信じられるようになったら、また新しく始めて行こう。何年でも何十年でも待つから」



離れた彼女に告げる



「そう、ありがと・・・じゃあ、待っててね、アタシが檻から出られるその日まで」



フィズは笑ってそう言った

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作成日時:2017年2月25日 23時

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