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156話 赤井side ページ27

「ここが俺の部屋だ。今日は休むといい」


「そうしますね」



彼女はベッドに横になった



俺はそろそろボウヤが来る頃だろうと思い



玄関に向かった



丁度玄関に来ると開くドア



「ボウヤどうだった」


「安室さん、やっぱり落ち込んでるみたい」



彼に頼んでいたのは安室くんの様子を伺ってもらうこと



やはり組織では彼女は死亡扱いか



「死亡扱いか、好都合だな」


「確かにね。俺や灰原みたいに幼児化してないのが難点だけど」



まぁ、大丈夫でしょ、とボウヤは言った



「で、Aさんの様子は?」


「変わらずさ。・・・いや、少し幼くなった気がする」



記憶が消えたせいか幼くなっていた



見た目はまんまだが



「安室さん大丈夫かな・・・。結構思い詰めてたから」


「・・・思い詰めてた、か。彼女を撃ったのは安室くんなんじゃないか?」



そう言うと大きく開かれる目



「それとなく、伝えたいね。Aさんが生きてるって」



全くだ、と返すが今の彼女に会っても記憶がないんじゃ意味が無い



しかし、偶然は必然的に起きるものだった

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作成日時:2017年1月8日 23時

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