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42話 ページ44

『あの方からコードネームを頂いてる』だって?



「貴女のコードネームは【モヒート】よ」


「モヒート、ラムをベースに作ったカクテルですね」


「そう。これからよろしくね、モヒート」


「はーい。ベルモットお姉様」



お姉様は片手をあげて帰って行った



「ところで、どうしたんですか?安室さん。そんな所に隠れて」



そう言うと廊下の角から安室さんが出てくる



「安室ではありません。ここでは、バーボン、そう呼んで下さい」


「バーボンさんですね。モヒートです」



胸に手を置きながら言う



「モ、ヒート」



少し恥ずかしそうに私のコードネームを呼ぶ



「ふふ、やーっと呼んでくれた。私の名前」


「えっ?」



そう安室さん・・・否、バーボンさんが初めて私の名前を呼んだ。コードネームだけど



「嬉しいなぁ〜」



ニコニコと顔を綻ばせながら、バーボンさんの頬に触れた

43話 安室side→←41話



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作成日時:2016年12月28日 11時

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