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32話 安室side ページ34

『後悔してる』



そう言った彼女の目には何も映っていなかった



「なんで私、死んだんだろ」



自嘲気味に笑いながら言った



「死んだ・・・?」



自然と出る疑問を言った



すると彼女はクスリと笑い



「実はね、私この世界の人間じゃないんだ」



唐突にそんなことを言った



「・・・意味分かんないですよ」


「当たり前だと思いますよ。でも異世界の人だから安室さんのこと知ってるって言ったら、どう?」



確かに辻褄は、合う



だけど、そんなの



「あり得ない。でしょう?」



顔に出ていたのか?



「ま、信じてもらえないだろけど。本当のことですよ」



僕の顔を頬杖をつきながら横目で見る



だけどその顔は酷く悲しみに沈んでいた



「信じて僕にメリットはありますか」



気付けばそう言っていた



「あるんじゃないですか?このまま行くと安室さんノックだと疑われる事だし」



時々外れる彼女の口調は一体なんなんだろうか

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作成日時:2016年12月28日 11時

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