名探偵コナン【トリップ】女主

１６話 ページ18

｢美味しいですね、これ｣



ちゃんと上着を着てズボンを履いてから、安室さんが持ってきてくれたシチューを食べる



｢そうですか？｣


｢安室さんいいお婿さんになりますよ｣


｢はい？｣


｢冗談ですよ｣



ケタケタと笑う



ついでに、髪の毛を乾かしてくれたのも安室さん



風邪引きますよ？だって



まぁ、そんなことより



｢で、何のようですか？｣


｢貴女に隠し事は出来なさそうですね｣



当たり前でしょう



｢結局何の話でしょう？｣


｢貴女のことについて、教えて頂こうと｣



口元で手を組みながら、笑っていた



目が組織の目になっている



｢調べたのなら、分かってる筈でしょう？｣


｢ええ。一般的なことは分かりました、が｣


｢ならいいじゃないですか｣



いえ、と言いながら手組みを解き手を机に置いた



｢貴女の過去についてです｣


｢へぇ？｣



私は少し声色を低く変えた



｢･･･放火の事件について、です｣



彼もまた声を少し低くした

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