検索窓
今日:3 hit、昨日:45 hit、合計:358,193 hit

10話 ページ12

送りますよって言われたけど、どうしよう



「いえ、別に大丈夫ですよ?」


「最近物騒ですので、女性一人は危ないですよ。それに聞きたいこともありますし」


「・・・ならお願いしようかな」


「では、どうぞ」



助手席のドアを開けてくれる



流石、安室さん



「家はどちらに?」


「○×マンションって知ってますか?」


「え。あ、はい」


「そこの隣の家です」


「分かりました」



短く切ると安室さんは車を走らせた



―安室side―



僕の車の助手席に座る彼女を横目で見る



頬杖をつき、外を眺めていた。その様子はどこか儚げで絵になっていた



彼女の着る服が余計に雰囲気を出していた



彼女から視線を外し数時間前のことを思い出す



『初めまして、阿久津Aです』


『25歳なんだって』


『安室さんよりは年下ですよ』



僕は一度も年齢の話をしていないにも関わらず彼女は自身が年下だと言った



さて、彼女は一体何者なのか

11話→←9話



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (82 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
235人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作成日時:2016年12月28日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。