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『弘田 雅 控え室』



その紙が貼られた扉を目の前に俺達は立ち止まった



俺達は静かに頷き合い、扉を開けた



「動かないで!!」


「な、なんだ!?」



中にいたのは二人



弘田 雅とそれのアシストだろう者がいた



「もしかして、雅のファン?困るんだよね」


「違う。俺は弘田雅を捕らえに来た」



そう言うと、アシスト男が弘田雅を見た



「俺を捕らえに?それは困るなぁ、FBIの赤井秀一」



弘田雅は立ち上がり、前髪をかき上げた



閉じていた目が開き、弘田雅の真っ黒な瞳が俺を覗いた



「ほぉー・・・?俺を知っているのか?」


「逆に訊くけど、俺の事忘れたの?二、三年以上経ってたっけ?」


「・・・は?」



俺が間抜けな声を出すと、弘田雅は笑った



「俺のコードネームはクラシック。医療班の班長だよ」



目の前にいたのは組織にいた頃に世話になった、クラシックだった

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作成日時:2016年12月13日 20時

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