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16 バーボンside ページ17
暫く医務室の扉の隣で壁に凭れて待っていた
すると、医務室からスコッチが出て来た
スコッチは真剣な顔で医務室の中にいるクラシックに、頭を下げてから扉を閉めた
「待たせたな」
「別に良いけど・・・何の話だったんだ?」
「いや、俺もちょっと左手首やってたのが、バレちまったみたいでな」
ははは、と笑って手首の包帯をみせてくれた
なるほど、手当ての分に時間が掛かったのか
それでもどこか納得出来ない自分がいた
だけどそれは胸の奥に押し込んだ
「後、診断書、書いてた」
「診断書?」
「何か書かすの忘れてたみたいでさ」
「そっか、悪いな」
気にすんな、と笑ったスコッチ
それにつられて自分も笑った
そんな他愛ない事すら出来なくなるまで、そう遠くなかった
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作成日時:2016年12月13日 20時