隣の無気力さん【男主】 (ページ9)

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｢え、あ、はい･･･｣

勿論唐突な事で更に驚いて、返事が変になった

｢じゃあ、後で交換しましょ｣

鍋置いて下さい、とテーブルをトントンと叩いている

それに頷いて、鍋を置いた

｢･･･冷めちゃいましたね｣

鍋の蓋を取ってみると、湯気がたたない肉じゃが

｢肉じゃがだ｣

｢好きですか？｣

｢大好きです。温めて来ますよ｣

座ってて下さいね、と言われたので大人しく座っておく

その間にリビング全体を見渡してみる

やはり汚い

奥にあるテレビの前にある低いテーブルの上にゲーム機とソフトだろうか？それが散乱していて

それに加えて、雑誌やビールの缶まで転がっている

そのテーブル用に置いてあるソファの背凭れにはTシャツやらズボンやらがあった

性格が出ているな

｢何見てんすか｣

ドン、と鍋を置いてそう言った孤月さんを見上げると、少し不機嫌そうに口を尖らせていた