公安の女先輩２ (ページ10)

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｢今日は組織に報告に行くからね｣

｢分かりました。そう言えば、何故僕は助けられたんです？｣

一番謎だ。ヘマをした奴なんか組織はすぐに見捨てそうなのに

｢ベルモットが助けて来いって｣

なるほど、ベルモットか

秘密を握る僕を、か

納得出来る理由だ

｢後、私も可愛い可愛い後輩を見捨てたく無いからね｣

｢む、今は後輩じゃないです｣

｢そうね。私の愛しい愛しい恋人さん｣

そうストレートに言われて恥ずかしくなる

思わず俯いた

｢ふふ･･･絶対、守ってあげるからね｣

｢･･･え？｣

Aさんの言葉に顔を上げると、優しく笑っていた

｢守るのは僕の仕事ですよ｣

｢･･･ええ、貴方は･･･この日本を守るのよ｣

この時はまだAさんの言っていた事の意味が分からなかった

だから

｢僕は、Aさんと日本を守ります｣

などと言っていた