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「先輩、って彼氏さんとかいるんですか?」



口付けた後、何故かソファで二人落ち着いて話す



「昔いたけど、今はいない」


「どうして別れたんです」


「自分より強い女は嫌なんだって。理不尽よね」



確かに先輩は強い



物理的にも精神的にも



でもそれは先輩の良いところだ



「男って本当嫌。努力も何もしないんだもの」



そうだ自分より強いと分かっているなら、それを上回る強さを手に入れればいいだけの話



「努力だけでのし上がった私からしたらね」


「・・・なら、僕はどうですか」



先輩をソファに押し倒して訊いてみる



「結構、好きだよ」


「付き合ったりは?」


「してもいいかもね」



先輩は恥ずかしがる様子もなく答える



「年上がお好みなら、付き合ってもいいよ」



そう言って腕を僕の首に回す先輩



「是非、お願いします」



僕は二度目の口付けを落とした

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作者名:空白可能 | 作成日時:2016年11月10日 20時

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