公安の女先輩２ (ページ17)

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４６赤井side ページ17

｢ところで、いつまでそこに隠れているの？｣

病室の前で壁に凭れていると、病室から声が聞こえた

｢バレていたか｣

｢勿論｣

スタンレーの病室に再び入るとスタンレーは笑っていた

安室くんを胸に抱いて

｢ごめんなさいね。彼、寝ちゃって｣

｢構わんよ。君に少し話をがあっただけだ｣

｢私に？何かしら｣

スタンレーは変わらず優しい笑みを浮かべている

｢彼の事だ｣

そう言った時、スタンレーの笑みに影が差した

｢仕方無いよ。あれは事故。元はと言えばあの子が悪いのよ。ま、それが間違ってるとは言えないけど｣

とスタンレーは言う

｢でも彼の事を救えなかった俺の逃走経路を君は、ちゃんと作ってくれた｣

｢約束したでしょ？私、約束は守るタチなの｣

スタンレーと俺との交換条件

『スコッチを助ける事』

『俺が組織を離脱する時の逃走経路を確保する』

どちらとも彼女にが提案した事だった