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「スタンレー!!」
「あ、バーボンだ」
案外元気そうなスタンレーではなくAさんの姿に安心する
「お邪魔のようだな。俺は帰ろう」
「そうして下さい」
中にいた赤井を追い出す
「またねー、赤井」
「ああ」
赤井が出て行き二人きりになる
少しの沈黙が訪れる。それを破ったのは、Aさんだった
「零、大丈夫だった?」
にこりと笑ってAさんは言う
どうしようもなくそれが、何故か、嫌で仕方無くて
でもそれにとても安心する自分がいる
「零。泣かないでよ・・・おいで」
体を起こしたAさんが手招きをする
それに誘われるままにベッドに座り、Aさんを抱き締めた
Aさんの胸元に顔を埋めると、トクントクンと心音が聴こえる
「ちゃんと私は生きてるから」
「・・・は、い」
頭を撫でながら言われる
温かいAさんの体温、気が付けば、僕は眠りに落ちていた
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作者名:空白可能 | 作成日時:2016年11月10日 20時