公安の女先輩２ (ページ12)

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４１純黒の悪夢ページ12

｢･･･っ｣

スタンレーの左腕撃ち抜かれた

｢ほら、早く吐けば痛くしないぜ？｣

｢･･･笑わ、せる。殺したきゃ、殺せよ･･･｣

笑った彼女に、声をかけたい

駆け寄りたい、なのにそれをしてしまえば、自分をノックだと言っているようなものだ

それにこの両手じゃ、近付けない

下唇を噛んだ

｢そろそろ、時間だ。楽しかったぜ？じゃあな｣

ジンがスタンレーの額に銃口を当てて、引き金を引こうとした時

倉庫の照明が落とされ、僕達を照らしていた光源が無くなり、暗くなった

その瞬間に、持っていた針金で手錠を外した

バンッと扉の開く音

僕は物影に隠れ、組織の話を聞いた

スタンレーの事もあったから

｢安心しろ、後でちゃんと･･･｣

とどうちゃらこうちゃら話をしていた

｢キールの前にお前だ。スタンレー｣

再度、彼女に銃口が向けられた

しかし、ラムの命令により、キュラソーが最優先となり、スタンレーとキールは命を紡いだ

僕はそんな彼女達を置いて、水族館に向かった