おっさん (ページ5) - 小説/夢小説

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｢ライくんはあれだっけ、狙撃が得意だって聞いたけど｣

｢･･･まぁ｣

｢若いねぇ。おっさんも若い時は、結構すごかったのよー｣

今じゃ節々が痛くてね、と腰を曲げていた

｢そんなものか？｣

｢四十過ぎるとそんなもんだよ｣

四十過ぎているのか･･･俺よりも年上になるな

｢あ、ベルちゃーん｣

カルーソーはベルモットを見つけて呼び止めた

ベルモットは振り返り、嫌な顔をした

｢む、何よその顔ー。おっさん哀しーい｣

｢はいはい、分かったから。例の資料は？｣

いつもの事なのか、ベルモットは流している

｢これだよ、はい｣

｢ありがとう｣

ベルモットに資料を渡し、後ろから覗き込み説明をしていた

｢微妙ね｣

｢そうだね｣

何の話だろうか

｢これ、ライくんに行ってもらえば？それか、バーボンくんとスコッチくん｣

カルーソーは資料から顔を上げ、俺を見て言った