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3 バーボンside ページ5

「待って下さい」



横を通り過ぎようとした彼の手を掴んで止める



彼は立ち止まり僕を見た



「なに」


「いえ、少しお話をしたいと思いましてね」


「知らないよ。俺はお嬢と待ち合わせがあるのー」



そう言ってブルーラグーンは僕の手を解き、去って行った



「・・・お嬢、ね」



ブルーラグーン。組織の中枢に位置する人物のようだ



しかしブルーラグーンはお嬢と呼ぶ、ラムの腹心、キュラソーにしか感情を見せないそうだ



いつも無表情で棒読みの口調。そしてやる気の無い雰囲気



キュラソーの右腕と称されているが、全くと言っていいほどに、目立った行動は無い



いや、それ以上に組織のコードネームも無い奴等に喧嘩を売られる程の人物



そんな者がコードネームを貰い、ラムの腹心の右腕なんて務まるのだろうか



そう思って近付いてみたが、容易い相手ではないようだ



ふぅ、と息を吐いてブルーラグーンの歩いて行った方とは逆の方へ歩いた

4→←2



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作成日時:2016年10月27日 22時

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