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真っ暗な部屋のベッドで膝を抱えて座る
ここは俺の家じゃない。組織内で配付された部屋
あの家にいても辛いだけだから
お嬢、怒ってた
俺の事、嫌いになっちゃった
居場所が無くなった
「ラグーン?入りますよ?」
扉を叩く音と共に聞こえた言葉なんて通り過ぎた
扉の開く音が聞こえる
「ラグー・・・ン?」
部屋に入ったバーボンは驚いたようで、言葉が小さくなっていった
「ラグーン、一体どうしたんです」
こちらに歩み寄り、ベッドの端に座り訊いて来た
それに答える事は無い
「・・・ちゃんと寝てますか?」
首を小さく振って答える
「ご飯は?」
再び首を横に振る
だって要らないから
食べようとしても喉を通らないから
俺は日に日に衰弱していった
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作成日時:2016年10月27日 22時