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26 安室side ページ28

「御馳走様でした!!」


「御馳走様です」


「お粗末様。ラグーン、片付け手伝ってくれる?」



キュラソーがお皿を持ち、立ち上がった



「お嬢は休んでて!!俺が片付けてきます」


「そう?ありがとう」


「はい」



キュラソーからお皿を取ったラグーンはキッチンだと思われる方に歩いて行った



それを目で追っていると



「本当、好きなのね」


「・・・ダメですか?」


「いいえ、丁度良い機会よ。ラグーンが私から離れる。いえ、私がラグーンから、か」



キュラソーは哀しい表情を浮かべ、目を伏せていた



「どうして、離れるんです。仲良さそうなのに・・・」


「お互いがお互いに依存し過ぎているのよ」


「親離れ、みたいなものですね」



そうね、とキュラソーは笑った



その後、僕はラグーンの家を後にした



二人の関係が終わるのは良いが、ラグーンが哀しむ姿は見たくなかった



もう暫く、そっとしておこうと思った

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作成日時:2016年10月27日 22時

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