20 バーボンside ページ22
「だーかーらー、何なのー?」
不機嫌そうに訊くラグーン
「お前にも少しの疑惑がかかっている」
「だから、何のって訊いてんの。怒るよ?」
ジンの言葉にイライラを募らせていた
何故そんなにも怒るという余裕があるのだろうか
今のラグーンは、両手を吊り上げられて拘束されている
「キュラソーの右腕なんだ。当たり前だろう」
「知らないよ、お嬢は死んだんだ。お前らのせいでな」
ラグーンは怒ったようだ。声が低い
「殺したきゃ殺せよ。俺が忠誠を誓うのはお嬢だけだ」
「いいだろう。お望み通り始末してやる」
銃口がラグーンに向けられた
僕はその銃口の前に立った
「待って下さい。ジン」
「なんだ、バーボン」
「ブルーラグーンは無関係です。彼はキュラソー奪還にこそ手を加えていませんが、僕達の事を疑い、罰そうとしたじゃありませんか」
それでは理由になりませんか?とジンに言う
結構無理矢理だがこれしかない
「・・・今回だけだ」
意外にもジンはあっさりと諦めた。ホッと胸を撫で下ろした
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作成日時:2016年10月27日 22時