検索窓
今日:15 hit、昨日:4 hit、合計:83,214 hit

20 バーボンside ページ22

「だーかーらー、何なのー?」



不機嫌そうに訊くラグーン



「お前にも少しの疑惑がかかっている」


「だから、何のって訊いてんの。怒るよ?」



ジンの言葉にイライラを募らせていた



何故そんなにも怒るという余裕があるのだろうか



今のラグーンは、両手を吊り上げられて拘束されている



「キュラソーの右腕なんだ。当たり前だろう」


「知らないよ、お嬢は死んだんだ。お前らのせいでな」



ラグーンは怒ったようだ。声が低い



「殺したきゃ殺せよ。俺が忠誠を誓うのはお嬢だけだ」


「いいだろう。お望み通り始末してやる」



銃口がラグーンに向けられた



僕はその銃口の前に立った



「待って下さい。ジン」


「なんだ、バーボン」


「ブルーラグーンは無関係です。彼はキュラソー奪還にこそ手を加えていませんが、僕達の事を疑い、罰そうとしたじゃありませんか」



それでは理由になりませんか?とジンに言う



結構無理矢理だがこれしかない



「・・・今回だけだ」



意外にもジンはあっさりと諦めた。ホッと胸を撫で下ろした

21 バーボンside→←19 キュラソーside



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (51 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
106人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作成日時:2016年10月27日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。