右腕の右腕【男主】 (ページ19)

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１７赤井side ページ19

｢貴方も人の子ね｣

｢･･･悪いか｣

どうやらキュラソーにはお見通しのようだ

俺がラグーンに抱いている感情

｢早く食べてしまいましょ。ラグーンが待ってるの｣

｢お前とラグーンの関係、は･･･｣

気になった

ラグーンがもう俺の手の届かない所にいるのではないか、と

｢ラグーンと私は別に、付き合っている訳でも結婚してる訳でも無いわ。ただの、幼馴染みよ｣

｢幼馴染み？｣

｢ええ、そう。昔から一緒にいててね、ラグーンの過去を知るのは私しかいないの｣

キュラソーはラグーンに出された食事を食べながら答えた

幼馴染みか

｢ならラグーンの本名も知っているのか？｣

｢知ってるけど、教えないわよ｣

｢･･･手厳しいな｣

それもそうか。教えてくれたらよかったのだが

｢これから頑張ってね。ラグーンを私から奪ってみなさい｣

ふふ、と笑って宣戦布告のようなことをされた

｢面白い、奪ってみせよう｣

俺も笑い、応えた