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15 赤井side ページ17
「ただいまー」
ガチャと玄関のドアを開けて表札の無い家に入って行く
ここが家なのか
「お帰りなさい。やっと迎えに来たのね」
リビングに入った途端、返事が返って来た
そしてラグーンに抱きついている見覚えのある女
キュラソーだ
「ライ。お嬢に指一本触れてみろ、テメェの左肩から全て切り落としてやる」
キュラソーを抱き締め返しながら、ラグーンは低い声で言った
「・・・分かった」
「ならいいや。お嬢、ご飯作りますね」
「ありがとう」
ラグーンはキュラソーを放し、どこかへ歩いて行った
「ライも来たのね。いえ、今は赤井だったかしら」
「そうだな。少し話さないか?キュラソー」
「構わないわ、座りましょ」
キュラソーに案内されてテーブルを挟み、椅子に座った
「生きていたんだな」
「ラグーンに助けられてね。貴方こそ、ラグーンを助けてくれてありがとう」
キュラソーの柔らかい笑みに自分の口元も緩むのが分かった
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作成日時:2016年10月27日 22時