１話 ページ7
♔ ♔ ♔
突然向けられた謎の好意が気になるけど、気にしていられない。冒頭シーンから私演じる橘美月が登場するから準備しないと。最初のシーンは屋上から。舞は月崎志麻演じる
「じゃあ最初のとこのリハ行こっか！２人共頼むよー！」
もちろん、セリフは完璧だし私が思う橘美月像はしっかり出来ている。あとはそれを演技として形にするだけ。合図を出された後、まず彼からの演技。勢いよく、深々と頭を下げる。
「前から橘さんのことが好きでした。付き合って下さい！」
冒頭は告白シーン。営業部の陽太と企画部の美月、２人は全く接点がない。陽太が美月に一目惚れして、一方的に好意を寄せている状態なのだ。初対面で、モテ女の美月が当然相手にするはずがない。
「ごめんなさい、付き合ってる人がいて･･･あなたの気持ちには応えられません」
私は申し訳なさそうに、表面を取り繕った嘘臭い笑みを浮かべた。実は彼氏いるっていうのは嘘。この後、休憩室でのシーンで美月は同僚や後輩にただの断り文句だったこと、自分のレベル弁えて告白して欲しいなど、散々悪口を言っているのを陽太は知ってしまう。
「良いねー！本番もその調子で撮ろう！」
このドラマ、序盤視聴率取れるかな。視聴者からすれば陽太が悪口を言われてもなお美月を好きでいられるのか、疑問に思いそう。展開としては、美月にも色々秘密があるんだけど。秘密の一部は１話の最後でも描かれる。休日出勤帰り、陽太はスーパーで買い物する美月を見かける。その姿は普段のインフルエンサーからは想像できない、黒ぶち眼鏡、ノーメイクにパーカー、ジーンズのズボン。髪の毛も後ろに１つにくくっただけ。ボーっとして歩く彼女は赤信号なのに渡ってトラックに引かれかけたのを、美月の腕を後ろに引いて陽太が救ったのは良いけど、勢い余ってバックハグ状態に。
「え、あ、す、すみません！トラックに引かれそうだったから、つい腕を･･･別にセクハラとかそういうのじゃーー」
「せっかく助けてくれたのに、それじゃあ台無しですよ。えっと、ありがとうございます。あとーー休日こんな格好してるのは、会社で言いふらさないで下さい！それじゃあ失礼します！」
自分しか知らない新たな一面を見れて、更に陽太は惚れたっていうのが、１話の終わり。ふーん、意外と演技力あるんだ･･･。
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凛月花(プロフ) - 昴流さん» コメントありがとうございます。こんな作風で良ければぜひぜひ他の作品や新作もお願いします！ (2022年10月10日 23時) (
レス) id: 16a1f91fe3 (このIDを非表示/違反報告)
昴流(プロフ) - 完結おめでとうございますー！そしてお疲れさまです！！更新楽しみにみさせて頂きました！他の作品も是非見させていただきます！！ (2022年10月10日 18時) (レス) id: 519270a62c (このIDを非表示/違反報告)
アウラ(プロフ) - 凛月花さん» はい。気長に待ってますね。 (2022年10月9日 20時) (レス) id: 6edb471501 (このIDを非表示/違反報告)
凛月花(プロフ) - 色々考えてみます！ (2022年10月9日 20時) (レス) id: 16a1f91fe3 (このIDを非表示/違反報告)
凛月花(プロフ) - アウラさん» いつもコメントありがとうございます。smskも近づいてきているし、久々にsnrさんオチ挑戦しようか迷ったり次の方向性が全く定まってない状態です() 今考えてるのは途中で頓挫する可能性もあるので、そう言って頂けるのなら両方するのもアリかも･･･体調に気をつけつ (2022年10月9日 20時) (レス) @page40 id: 16a1f91fe3 (このIDを非表示/違反報告)
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