不満 ページ5
♡ ♡ ♡
暇･･･。今までは延々と家事をこなしていたのに、うらたくん達と暮らすようになってからほとんど家事をしなくて済んでいるから以前より自由時間が増えた。彼の言う通り、私って仕事人間だったんだな。何も趣味がなくて時間をもて余してしまっている。ドラマでも見よっかな･･･お、２時間で完結する恋愛ドラマあるじゃん。早速テレビをつけた、のは良かったんだけどーー
「ゴールデンタイムに放送して良い奴？」
初っぱなから過激なベッドシーン。そういえば、拓也とこういうコトもしばらくご無沙汰だったっけ。そう考えるとお腹がきゅうっと締まる感覚が。馬鹿私、ドラマ見ただけで･･･！でもますますシたいという欲が湧き上がってくる。もういっそ、自分でシちゃおっかな。ズボンの中に手を忍ばせたその時、上から低いふーんという声が聞こえてきた。
「全然返事せんなー思ったら、まさかこんなにやらしい子やったなんてな」
「し、志麻くん･･･！？あ、えーっとこれは、その、つまりーー」
まさか志麻くんが部屋に入ってきていたなんて！何か言い訳しないといけないのに、上手く言葉が出てこない。志麻くんは焦る私を面白そうに笑って眺めている。図星をつかれた私は更に何も言えなくなってしまった。
「元旦那に求められんくて欲求不満になってもとんちゃう？」
そんなに私は愛されたい願望があったのかな。だからあんなに無理難題をこなせていたのかもしれない。いつか報われると信じて。でもだからって志麻くんを代わりにする訳にはいかない。なのに目の前の彼は追い討ちをかけてくる。
「潮吹きって知っとう？」
「鯨がする、あれ？」
「可哀想に、元旦那に最高に気持ち良くしてもろたことないねんな。俺とヤらん？」
最早隠すこともなくストレートに攻めてきた。盛ってしまった欲望を彼で処理して良いのだろうか。絶対良い訳がない。理性で感情をなんとか抑えつけた。
「何言ってるの？恋人でもなんでもないんだからそんなこと、んっ！？」
急に口を塞がれた。戸惑う私の舌を、志麻くんの舌が絡みついてくる。何も考えられないくらい、気持ち良い･･･。拓也の時はこんな頭がボーっとなんて、ならなかったのに。彼の胸を軽く叩いても止まないディープキス。やっと離してくれた時には息絶え絶えになっていた。
「ちょ、志麻くん何して･･･！」
「嘘つく悪い穴は塞がんとな？」
そのまま、体に力が入らなくなった私は押し倒されてしまったーー
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 264人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「オリジナル」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
凛月花(プロフ) - アウラさん» ありがとうございます！🦚楽しみにして下さりありがとうございます。最近更新できてなかった分、頑張るので完結までお付き合い頂ければと思います！ (2022年7月16日 20時) (
レス) id: 3ae2aacc59 (このIDを非表示/違反報告)
アウラ - 完結おめでとうございます！🦚の更新頻度が上がるのも了解です(個人的にも楽しみでした)！他作品の更新、これからも頑張ってください！ (2022年7月16日 20時) (レス) @page30 id: 6edb471501 (このIDを非表示/違反報告)
凛月花(プロフ) - かやさん» コメントありがとうございます！作品ごとにどんな愛にするか、テーマ変えたりしてるんで読者様に伝わっていて嬉しいです！不規則な生活なので更新頻度の波がすごいんですが、今後もこのアホ作者にお付き合い頂けると嬉しいです、頑張ります！ (2022年7月15日 23時) (レス) @page25 id: 3ae2aacc59 (このIDを非表示/違反報告)
かや(プロフ) - こんばんは！相変わらず凛月花さんの作品は毎回更新が楽しみです！この作品も色んな愛の形が出てきて、4人と主人公ちゃんのこれからがとても気になります！更新は凛月花さんのペースで応援しています！ (2022年7月15日 22時) (レス) id: 5b8c9001d0 (このIDを非表示/違反報告)
アウラ - いえ、こちらこそ誤字の指摘ばっかりで．．． (2022年7月5日 20時) (レス) @page17 id: 6edb471501 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
