窒息 ページ24
♡ ♡ ♡
「あいつが離婚してやるってビービーうるさいから黙らせただけだよ。ほら、行くぞ」
近くに停めた車の後部座席に一気に押し込まれた。さっさと運転席に乗った拓也はどこかに車を走り出す。鞄からスマホを取り出して、警察に連絡できたらこっちの勝ちだ。そう思って急いでスマホを探したけどこういう時に限ってなかなか出てこない。
「通報なんてさせねぇよ」
ビリッと首に電気が走り、私の意識は遠のいたーー
「んんっ･･･」
私、確かスタンガンで気絶させられて･･･。周りを見渡すと、私はボロボロの家屋のリビングの床に寝かされていた。スーツが脱がされ、下着姿で少し寒い。窓を見ると、すっかり黒色で。４人、絶対心配してるよね･･･。荷物は全部取り上げられたみたい。どこかに繋がる固定電話があったら良いな。電話を探そうと立ち上がったところで、部屋に拓也が入ってきた。
「起きてたのかよ。なら始めるぞ」
「始めるって、何をーー痛い、止めて！」
床に押し倒された私の上に、拓也が乗って私を押さえ付けた。それも抵抗できないほどの強い力で、体のあちこちが痛む。体に触れ、下着を脱がせようとする拓也の手が気持ち悪くて仕方がない。せめてもの抵抗で、私は拓也を睨み付けた。
「なんで嫌そうなんだよ。最近あいつがさせてくれなくて溜まってんだよ、抜かせろ。お前、どうせ彼氏とかいないんだろ。お前だって随分長い間ご無沙汰なんだ、シたいだろ？」
「シタくない、今の拓也とヤりたくない！彼らの方がーー」
「彼ら？誰だよ彼らって」
しまった･･･！もう口に出てしまったものは取り返しがつかない。更に拓也が私を押さえる力が強くなる。『彼ら』が誰なのか、しつこく問いただす拓也を無視して、私は無言を貫いた。ここで４人の名前を出してしまえば、彼らにも危害が及ぶかもしれない。それだけは避けたかった。
「黙りかよ。まぁ後でスマホの連絡先を見れば大体検討がつく。女ってつくづく馬鹿だよな。俺の言うこと聞いてりゃ良いんだよ！」
「っ、ぁ、」
手首を押さえ付けていた拓也の手が首に伸び、首を締め付け始めた。上手く息が出来ない、苦しい･･･！じたばたと足をばたつかせ、腕で私の上に覆い被さる拓也を押しのけようとしてもビクリともしない。私、このまま死ぬのかな･･･。
「バラバラに解体されないだけマシだと思え。殺してからたっぷり可愛がってやるよ」
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凛月花(プロフ) - アウラさん» ありがとうございます！🦚楽しみにして下さりありがとうございます。最近更新できてなかった分、頑張るので完結までお付き合い頂ければと思います！ (2022年7月16日 20時) (
レス) id: 3ae2aacc59 (このIDを非表示/違反報告)
アウラ - 完結おめでとうございます！🦚の更新頻度が上がるのも了解です(個人的にも楽しみでした)！他作品の更新、これからも頑張ってください！ (2022年7月16日 20時) (レス) @page30 id: 6edb471501 (このIDを非表示/違反報告)
凛月花(プロフ) - かやさん» コメントありがとうございます！作品ごとにどんな愛にするか、テーマ変えたりしてるんで読者様に伝わっていて嬉しいです！不規則な生活なので更新頻度の波がすごいんですが、今後もこのアホ作者にお付き合い頂けると嬉しいです、頑張ります！ (2022年7月15日 23時) (レス) @page25 id: 3ae2aacc59 (このIDを非表示/違反報告)
かや(プロフ) - こんばんは！相変わらず凛月花さんの作品は毎回更新が楽しみです！この作品も色んな愛の形が出てきて、4人と主人公ちゃんのこれからがとても気になります！更新は凛月花さんのペースで応援しています！ (2022年7月15日 22時) (レス) id: 5b8c9001d0 (このIDを非表示/違反報告)
アウラ - いえ、こちらこそ誤字の指摘ばっかりで．．． (2022年7月5日 20時) (レス) @page17 id: 6edb471501 (このIDを非表示/違反報告)
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