別れ、そして再会 ページ47
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日を重ねるごとに散歩の距離を伸ばし、すっかり外にも人にも慣れた私を４人はピクニックに連れ出してくれた。そして今日が４人と過ごす最後の日。４人は渋々了承してくれた。でも会社をクビになったら戻ってくるつもり。だって貯金額いくらあるか分からないし、一生貯金で食い繋ぐのは無理だと思うから。
「空気すごく気持ち良いね！」
「Aちゃんおらんくなる思ったら全然気持ち良くないわ〜。お弁当張り切って作ったからいっぱい食べてな！」
もうセンラさんったら。私は居るべき場所に戻るっていうだけなのに。他の３人も悲しそうに眉をハの字に歪めている。やめてよそんな顔、決心が鈍るじゃん･･･。
「Aちゃん、なんかあったら俺らにいつでも言ってな？俺らはいつでもAちゃんの味方やから！」
「坂田が言っても説得力の欠片もないけどな。Aちゃんが上司にボコボコにされて俺らに泣きついて帰ってくるのを願ってるよ」
そこは上手く社会復帰できることを願ってよ、うらたさん！でも何かあったらすぐ彼らに甘えちゃいそう。これからは1人で生きていかないと、自立しないと駄目なのに。
「別に俺らに甘えても良いんちゃう？」
「え？」
志麻さんが私の心を見透かしたのも驚きだったけど、甘えても良いという言葉に1番驚きを覚えた。頼りっきりの女なんて、重たいだけだよ･･･。
「まーしぃの言う通りやわ。Aちゃんの場合、甘え過ぎって思うくらいがちょうど良えと思うよ」
センラさん･･･。ありがとう、皆。私頑張るよ！
「無断欠勤の挙げ句記憶喪失！？今まで一体何してたんだお前は！」
「本当にすみません･･･！」
翌日、やはり社会は甘くなかった。社長だという年配の男性に会社に着いてからずっと頭ごなしに怒鳴られている。仕方がないんだけど。必死に頭を下げてすみませんしか言わない私に余計ボルテージが上がっているようだ。説明しろ、と言われても覚えてないからなんで無断欠勤になったのか説明のしようがない。どうしようかと困っていたその時、後ろのドアが開く音がした。
「社長、ここは桐谷を育てた僕に免じて許してあげてくれませんか？」
「柏木か。お前が責任を取るということか？」
え、私こんなイケメンの直属の先輩のことも忘れてたの！？しかも責任なんて取ってもらっちゃ駄目だ、私の問題なのに！
「会話は筒抜けでした。記憶喪失ならまた一から育て上げればいい話。僕に任せてくれませんか？」
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凛月花(プロフ) - 志津さん» コメントありがとうございます！私は性格はSだけど好きな人なら縛られたい願望ありますね← (2022年1月22日 22時) (
レス) id: 65a0e48d0b (このIDを非表示/違反報告)
志津(プロフ) - 束縛っていいですよねぇ、一回縛られてみたいです。(( M? (2022年1月22日 20時) (レス) id: 5982f92ed4 (このIDを非表示/違反報告)
凛月花(プロフ) - 千海さん» コメントありがとうございます！私も束縛系が好きですｗ 大好きと言って下さりありがとうございます、めちゃくちゃ嬉しいです！でも語彙力は家出しないで下さい、千海さんの作品の続きが楽しみなので！千海さんも、更新頑張って下さい！ (2022年1月22日 19時) (レス) @page33 id: 16a1f91fe3 (このIDを非表示/違反報告)
千海(プロフ) - 束縛とか好きすぎる···。本当に凛月花さんのお話大好きです。(語彙力は家出中) (2022年1月22日 19時) (レス) id: b4c51071c3 (このIDを非表示/違反報告)
志津(プロフ) - 大好きです。長文失礼しました。 (2022年1月21日 18時) (レス) id: 5982f92ed4 (このIDを非表示/違反報告)
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