もっかい溶かして、ダーリン【skt】

ナンパ ページ13

◆ ◇ ◆


「ごめん、今日帰るん遅いからいつもの時間にご飯出来ないかも」
「遅なるんは全然良いけど･･･今日バイトやったっけ？」

バイトも学生ぽさがあるけど、今日からはもっと大学生らしいこと始めるんだよね。

「今日からサークル入るの！」
「センラと一緒なん？」

なんですぐセンラくんの名前が出てくるんだろ。違うよ、と伝えたらなぜか嬉しそうな坂田くん。お天気も快晴だし、なんか今日は良いことありそう！





「ありがとうございましたー」

良い汗かいたけど、すごく疲れた！マネ時代もボール出しや人数が少ない時に試合形式の練習に入ったりとかしていたから、もう少しまともに出来るかなと思っていたけど、技術も体力も大分落ちている。坂田くんのために早く帰りたいから着替える時間が惜しくて、高校のバレー部の練習着のまま大学を飛び出した。スーパーも寄って帰らないと。買う物を頭の中でリストアップしていると、急に声をかけられた。

「君七海高の子？さすが七海、めっちゃ可愛いな〜！お兄さんと遊ばへん？」
「ナンパはお断りです！って･･･志麻先輩！？」

普通に声かけてくれたら良いのに。あと目線が微妙に足に向いているのは気のせい？

「それバレー部の練習着やん！懐かしいな〜。マジJKに見えたで？」
「子供っぽいってことですか！？せめて口に出さないで下さい！」

高校時代も、志麻先輩にちんちくりんマネージャーだの中学生は帰れだの散々いじられた。大学生になって少しは垢抜けたと思っていたのに･･･。

「高校の思い出に浸るのも良えけど、これから外で着るのは止めとき？変な輩に捕まるで」
「そんな露出高いですか？私の練習着姿に釣られるのなんて志麻先輩くらいですよ〜」

誰がガキに興奮するか！なんて言ってるけど、どーだか。

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