【sm】しょまくん保護しました

身バレ危機、早速 ページ7

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「盲腸の時でリスは耐性できたからねー、もちろん心配だよ？でも私達が騒いだって何もできないもん、きっと余計志麻さんが復帰焦っちゃう。無理矢理復帰してまた倒れられるより、しっかりゆっくり治ってからまた元気な姿見たいもん」
「Aってほんとに志麻さんのこと好きなのー？私なら絶対うらたさんの不調が心配で頭いっぱいなっちゃうよ」

あー、また始まった･･･。奈々美はうらたさん絡みになると相手するのが厄介になるタイプの、同担拒否リア恋勢。心配していない訳がない。なんで体が縮んでしまったのか気になるし。一途なのは結構だけど、聞かされているこっちの身にもなって欲しい。そんなこと永遠に気づかないだろうけど。

「あ、そうだ。すっかり本来の目的忘れるとこだった！今年も忘年会、するでしょ？」

奈々美の言う忘年会、というのは、毎年の年末に私達のどちらかの家に行って、ご飯食べてしゃべってダラダラするだけの集まり。去年は奈々美の家だったから、今年は私の家か。でもどうしよ･･･。志麻さんがいるのに奈々美を家に上げるのは、身バレのリスクが一気に上がる。かといって、交代制なのに奈々美の家にしてほしいなんて言えないし･･･。

「今親戚の子預かっててさ、今年は難しいかも。ごめん」
「その子いたって別に良いじゃん！男の子、女の子？何歳なの？」

なんとなく断らなさそうな気したけど･･･。そうだ、志麻さんにも聞かないと！まぁこっちも大方予想はついてるけど。やっぱり推しの気持ちを聞かないとね。私が戻ると、コーヒー牛乳を飲み終えた志麻さんはリビングのソファーに座ってスマホをいじってくつろいでいた。

「ちょっとごめんね。今私の友達が明日家に来るって言ってて。夕ご飯、知らないお姉さんもいるのって大丈夫？」
「お姉ちゃんのお友達なら良いよ！」

そんなにこにこして言わないで･･･。多分志麻さんの想像している１００倍はキャラ濃いしちょっと厄介なところあるよ。あと、あなた人見知りですよね？本当に大丈夫ですか？まー私は確認とったのでね、もうどうなっても知りませんよ。

「良かったね、良いってさ」
「よっしゃー！３人ならやっぱ鍋かな？体あったまるし。ねぇ年齢と性別教えてよ！男の子だったらいつもより多めに材料用意しないとやばいでしょ？」

今年の忘年会は波乱の展開になりそうな予感しかしない･･･。

とんちな偽名→←お姉ちゃんと一緒

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