【sm】しょまくん保護しました

攻防戦 ページ3

💜 💜 💜


もう日付が明日になりそうなほど遅い時間なので、私は志麻さんを自室に案内して去ろうと思った。推しにソファーで寝て頂く訳にはいかないもん。

「じゃあね、おやすみ」
「お姉ちゃんも一緒に寝よ、僕1人で寝れないよ！」

あのー、普通の小学１年生なら分からなくもないけど、あなた今年おいくつになられました？大阪で何歳の誕生日迎えました、私見ましたよ？？ソファーで寝ると何回行っても、きゅっと掴まれた服を離してくれない。あぁもう、一夜限りの推しのワガママだと思おう！

「分かった、一緒に寝る！パジャマ向こうで着替えてくるね」
「なんで？」

なんで？じゃねーよ！推しの前でしまさか終わって油断してぷにぷに化したお腹を晒せる訳がない！あと普通に推しに下着姿見られるの嫌なんですけど！？しかし最もらしい理由を提示されてしまった。

「リビングエアコンつけてなかったから寒いよ？僕見ないから、ここで着替えたら？」

うぐっ、正論･･･。私が悩んでいる間に志麻さんは頭まで布団を被った。隙間から見られてる可能性もあるけど、もう諦めるか。私は隠す気もなくし、中途半端な胸とぷにぷにお腹を晒してパジャマに着替えた。布団に入ると、志麻さんが私の方に寄ってきた。

「なんか近くない？」
「こうした方があったかいもん」

羽毛布団だから十分あったかいんだけど。子供できたらこんな感じなのかな。なんて想像すると、あの最低な男の顔を思い出してしまった。私は結婚考えるくらい真剣に付き合ってたのになぁ。ツーっと流れた涙を無視して、私は目を閉じた。何か柔らかいものに涙を掬われた気がするけど気のせいかなーー








なんか体に巻きついてる気がする･･･布団巻き込んで寝ちゃった？私寝相悪くないんだけど。ていうか胸になんか当たってる気が･･･えぇっ！？目を開けると、志麻さんが私に抱きついてスヤスヤと寝ていた。私抱き枕じゃないんですけど！？まぁこんなイレギュラーも今日志麻さん送り出したら終わる訳だし、いっか。ただ、離してくれないと困る。ただの会社員リス、本日12月26日月曜日も出勤日です。うちの会社官公庁に合わせて年末年始休み29日からの上、お偉いさん方は有給使って26日から休んでいる。平社員かつ1日と5日、ライブのために有給使った私は今日と明日出勤するよう命令されちゃったんですよね！
相手は小学生なのでひっぺ剥がすのは余裕でクリア、ただーー

「んー、もう起きるの？二度寝しよ･･･」

告知ツイート→←お泊り

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す