【USSS】腹ぺこ悪魔と甘々ケーキ

救助と企み ページ12

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んー、なんかクッション良くなった気が。それに美味しそうな匂いする･･･。そういえばお腹空いたな。食欲に負け、目を開けるとおんぼろの屋根裏部屋じゃなかった。豪華なシャンデリアが吊るされた天井。どうやらふかふかのベッドに寝かされているらしい。一体誰があそこから運んでくれたの？体を起こしてみると、優雅な動作でセンラさんが紅茶を飲んでいた。

「あ、起きたん？おはようさん。お腹空いたやろ？魔法で冷めんようにしといたからあったかいと思うけど、もっと熱いのが良かったら言って？」

神様だ･･･！ワゴンには、パンとグラタンとスープ、サラダにデザートまで乗せられている。私は有難く料理を頂いた。すごく美味しい･･･！時計を見れば既に８時を回っている、だから余計に美味しく感じるのかも。私が無我夢中でモグモグ食べている様子を、センラさんはにこにこ笑って満足そうに眺めている。

「ふふ、自分が作った物をそんな風に幸せそうに食べてくれてるん見てると、こっちまで心があたたまるわぁ。頑張って作って良かった」
「これ、センラさんが作ったんですか！？」

シェフ並みに美味しんですけど！？悪魔が、人間の料理って作れるもんなんだ･･･。私はぺろりと全部完食した。いっそのこと、ずっとセンラさんと行動を共にしたいくらいだ。

「助けてくれて、ありがとうございました」
「いえいえ、むしろうちのうらたんがあんなことしてごめんな？好き嫌いはっきりした性格やけど、ここまで暴走してるの初めてかもねぇ」

相当嫌われてるってことじゃん･･･。ただ、センラさんも親切心で助けてくれた訳ではなかった。

「じゃあ、俺もAちゃん頂こうかなー」
「ちょっと待って下さい！お風呂、行かせて下さい」

ベッドに腰かけたあたり、されることは大体予想がつく。

『自分の気に入った人間を傍において愛玩するのが番(ドール)なんです』

Sumさんの言葉が甦る。愛し方は人によって違う。でも、志麻さんもセンラさんも性的に私を求めている気がする。ハジメテを悪魔に奪われるなんて最悪だけど、生きるためには仕方ない。養ってもらえるなら、反抗してまた閉じ込められるより、体を売る方がマシだと思おう。閉じ込められたことで私の中に覚悟が生まれたみたい。

「そうやねぇーーなら、お風呂でシよっか」

へ？生憎、私はソッチの知識があまりない。風呂場でもできるものなの？私の意思なんて聞かず、ほな行こかーと抱き上げられた。

風呂場で乱されて→←閉じ込め

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