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土佐弁混じりなのが、心の底から言ってくれてる気がして余計キュンとした。今すぐにうんと言いたい。
「でも・・・高校卒業したら遠距離になるかもしれないし、ほら!交際バレたら活動に支障出ない?」
「そら未来のことは分からんし、ゲーマーで活動者でオタクの俺がスパダリ彼氏になるのは難しいって思とんかもしれんけどさ。なんぼこの世界が変わったって、俺のAへの想いは変わらんよ。色んなしがらみ抜きにして考えて、Aの本音聞かせてくれん?」
もうここまで言われたら降参だよ。別にスパダリになって欲しいなんて高望みはしてない、ありのままの志麻と一緒にいたい!私は何年かぶりに志麻に抱き着いた。幼稚園の時はよくしてたなぁ。最初は驚いていた志麻も、私の背中に腕を回して抱きしめ返してくれた。
「どう接したら良いか分からなくなったくらい、私も志麻のことが好き。あーあ、このタイミングで誕プレ渡せたら最高だったのに」
「え、プレゼント用意してくれとん!?久しぶりにこんなAの近くにおれて、想いが通じ合ったのだけで最高の誕生日プレゼントやけどな。絶対17の誕生日の出来事、一生忘れんと思う。じゃあ教室戻ろ!」
無邪気な子供のようにキラキラと目を輝かせてプレゼントなんやろと考えてる志麻と屋上を後にするこの瞬間も愛おしい。こんな可愛い一面もあって、かっこよくて優しい志麻と毎日を描けば、誰もが見惚れる
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