連想 ページ25
🍸️ 🍸️ 🍸️
「俺の正体・・・気づいたよね?」
ツアーが終わったからか、久々に夏樹くんからのお誘いが来た。玄関に入って早々の質問に、嘘をついてもあんなにバッチリ目が合ってファンサされたから意味がないと思い、私は頷いた。いつもなら手を繋いでソファーまで連れて行くなんてしないのに。顔にも明らかに不安な表情が出ている。先にソファーに腰かけた彼の足の上に座らされ、ぎゅうっと後ろから抱きしめられた。
「アイドルなんて、誰にでも愛想よく振る舞う職業の俺は嫌?」
「アイドルってしった時は驚いたけど、別に嫌いになんてなってないよ。だって今目の前にいるのは一夜限りの関係をずっと続けてる夏樹くんだもん」
こんな関係で、ファンに好き好き言わないでなんて言うのはおかしい。安心したようで、いつもの穏やかな笑みに戻った彼にお姫様抱っこをされ、寝室に運ばれた。
今日の夏樹くんはおかしい。いつもなら甘いセリフを耳元で囁きながら余裕そうに私を快楽の絶頂まで導くのに、今日は一言も発さないまま、ひたすら私の弱いトコロを攻め立てる。異変は彼の欲の塊と私のキュンキュンと疼く薄紅色の部位が繋がった時に顕著に現れた。
「はぁっ、若葉・・・!」
若葉・・・?もしかして、夏樹くんの彼女の名前?本人もしまったと思ったのか、腰の動きどころか石化したように固まってしまった。なるほど、あの時に私に声をかけたのは若葉って子に似てるからか。
「若葉ちゃんは、こーゆー時どんな反応してたの?」
「ごめん、他の女の子の名前呼んで。もう忘れてーー」
「良いよ、いっつも私に付き合わせちゃってるから、今日は夏樹くんの望みを叶えてあげる。私は若葉だよ?」
それからの夏樹くんはまるで狂ったように荒い行為になった。今まで押さえつけていた感情を一気に爆発させて、ひたすら若葉と口にする彼。似た者同士ってこういうことか。若葉ちゃんのこと、忘れられないんだね。
233人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
凛月花(プロフ) - るいさん» いえいえ!新作の方もお読み頂きありがとうございます!去年の歌枠のベノムでのお遊びから生まれた物が好評で嬉しいです! (2023年1月6日 20時) (レス) @page35 id: 90a8141772 (このIDを非表示/違反報告)
るい - 凛月花さん» 嬉しき…ありがとうございます☺️やはり聖書進呈っておっしゃっていましたよね!わーい。あと、新作(しょまさん)神ですか?最推しなのでホント嬉しいです。これからも応援してます。 (2023年1月6日 18時) (レス) id: 4c026d6bdc (このIDを非表示/違反報告)
凛月花(プロフ) - るいさん» 当該コメント、こちらの方で削除させて頂きました、そして『出来合いワンナイト・ラブマスター』の称号をるいさんに贈呈します!元々聖書進呈とか訳分からないこと言ってた作者なので、称号名まで考えて下さりありがとうございます! (2023年1月6日 16時) (レス) id: 90a8141772 (このIDを非表示/違反報告)
るい - 凛月花さん» そして数メートル飛び上がってしまうほどの我が儘かもしれないのですが、[ 出来合いワンナイト・ラブ]マスターの称号を私(るい)に与えてくださいませんか🥺。長文失礼しました。 (2023年1月6日 16時) (レス) id: 76430fb8d2 (このIDを非表示/違反報告)
るい - 凛月花さん» やったー!クイズに関して、一つお願いがあります。私の回答を削除していただく事は可能でしょうか。他の方も楽しんでいただきたいので。ですが、この作品は凛月花様のものであり、権利も全て凛月花様のものなので、判断は全て凛月花様にお任せします。 (2023年1月6日 16時) (レス) id: 76430fb8d2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ