危険な一夜 ページ4
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適当にカクテルをオーダーしながら、私は彼のシフトが終わるのを待った。１つだけ、気がかりなことがあった。今どうなっているか知らないけど、雨だ。
「私、雨の日すごくめんどくさい女なんだけど大丈夫？」
「そうなん？もう止んどうと思うから大丈夫やで。別にめんどくさくても相手するし」
傘を差してもどうしても濡れる冷たさ、ジトジトとした空気、パラパラと地面を叩く音。全てが嫌な記憶を呼び起こして悪夢に魘される。過去の鎖に縛られたメンヘラな私を満足させてくれたのは過去でただ1人、センラくんだけだった。彼と一緒に出ると、雨はすっかり止んでいた。通り雨だったみたい。
「んっ、はぁ･･･あっ」
いつの間に予約していたのか、ホテルの部屋に入った途端志麻くんは私を抱きしめ激しいキスを何度も降り注ぐ。息継ぎの暇なんて与えてくれず、どんどん酸素が足りなくなって頭がボーッとする。ようやく離してくれた頃には、息が切れて文句の１つでも言いたいのに上手く声に出来なかった。既に溺れかけで無抵抗の私を抱き抱え、ベッドに荒く下ろされた。逃がさないとばかりに、私の上に乗った彼は、自分のカッターシャツのボタンを片手で外しながらもう片方の手を私のスーツに伸ばす。
「そんな身勝手な元彼のことなんか、俺で忘れろ」
彼の愛し方は荒く激しかった。間髪入れずに快楽の波に呑み込んでいく。思えばセンラくんにこれほど求められたことがなかった。彼はおねだりや焦らし、羞恥プレイが好きで私ばっかり恥ずかしい思いをして、センラくんはいつも余裕で私の乱れる姿を眺めていた。私がゾッコンだっただけで、彼はさほどだったのかもしれない。それに比べ志麻くんは、言葉でこそ表さないけど荒い息や時折漏れる感じている証拠である喘ぎ、獰猛な瞳。どんどん貪る行為で私を欲していることを直に伝えてくれる。そこに全うな愛がないとしても、案外こんな関係も悪くないかもしれない。失恋の痛手で正常な思考回路を持てなくなった私は、ぼんやりとそんなことを考えながら彼の絶対王政と例えるのがぴったりな求め方に溶かされていったーー
「何しとん？」
「んー？見栄。だって向こうはなんとも思ってないのに、私だけ傷ついてるのも癪じゃん？だからなんともないアピールしようと思って」
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凛月花(プロフ) - るいさん» いえいえ！新作の方もお読み頂きありがとうございます！去年の歌枠のベノムでのお遊びから生まれた物が好評で嬉しいです！ (2023年1月6日 20時) (
レス) @page35 id: 90a8141772 (このIDを非表示/違反報告)
るい - 凛月花さん» 嬉しき…ありがとうございます☺️やはり聖書進呈っておっしゃっていましたよね！わーい。あと、新作（しょまさん）神ですか？最推しなのでホント嬉しいです。これからも応援してます。 (2023年1月6日 18時) (レス) id: 4c026d6bdc (このIDを非表示/違反報告)
凛月花(プロフ) - るいさん» 当該コメント、こちらの方で削除させて頂きました、そして『出来合いワンナイト･ラブマスター』の称号をるいさんに贈呈します！元々聖書進呈とか訳分からないこと言ってた作者なので、称号名まで考えて下さりありがとうございます！ (2023年1月6日 16時) (レス) id: 90a8141772 (このIDを非表示/違反報告)
るい - 凛月花さん» そして数メートル飛び上がってしまうほどの我が儘かもしれないのですが、［ 出来合いワンナイト・ラブ］マスターの称号を私(るい)に与えてくださいませんか🥺。長文失礼しました。 (2023年1月6日 16時) (レス) id: 76430fb8d2 (このIDを非表示/違反報告)
るい - 凛月花さん» やったー！クイズに関して、一つお願いがあります。私の回答を削除していただく事は可能でしょうか。他の方も楽しんでいただきたいので。ですが、この作品は凛月花様のものであり、権利も全て凛月花様のものなので、判断は全て凛月花様にお任せします。 (2023年1月6日 16時) (レス) id: 76430fb8d2 (このIDを非表示/違反報告)
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