男の戦い ページ7
ホソクside
キーヒョンが来たことで、ジンヒョンとの戦いが始まった。
キー 「奪えるものなら奪ってみろよ。」
ヌナが不安そうな目をしている。
ジン 「ヒョン達は、ずるいですね。」
キー 「何が?」
ジン 「ヒョンは、練習生の時からヌナを知っている。それに、俺達はテレビで見ていたヌナしか知らないし、最初に会ったのも1年前。まだ、ヌナのことを知らない。」
異様な空気が流れる。
ジン 「けど、俺にとってそれはチャンスです。昔のヌナを知らないこそ、新しいヌナを知ることが出来る。」
キーヒョンの顔は変わらない。
キー 「俺は、どっちも知ってる。A、みんな待ってるから帰ろう。」
ヌナは、キーヒョンにひっぱられて、車に乗せられた。
キー 「好きになるのは自由だけど、勝つのは俺だ。後悔しないうちに諦めろ。」
その一言を残して、行ってしまった。
ジンヒョンは、すっごく怒っていた。
それは、ジンヒョンだけではなくユンギヒョンや
ナムジュン、ジミナ、テヒョン、ジョングク。
それぞれが納得していなかった。
その中に俺もいた。
タクシーの中、もちろん無言だし。
宿舎に帰っても無言。
結局、次の日の朝まで喋ることはなかった。
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キーside
助手席で明らかに、怒っているA。
理由はわかる。
キー 「何か不満でもある?」
あなた 『あそこまで言わなくてもいいと思う』
キー 「さっきのことか。」
あなた 『私は、あの子達を恋愛対象として見てない。』
キー 「Aが見てなくても向こうは見てる。」
それに対して何も言ってこなかった。
しばらくして、規則正しい寝息が聞こえた。
ふと、横を見るとAが気持ちよさそうに眠っていた。
宿舎につき、車を止めてAを運んだ。
あいにく、今日は俺とAだけが宿舎にいる。
他は、仕事で各自、自分の自宅にいるみたいだ。
Aの部屋に運び、ベットにおろすと綺麗な顔で眠っている。
頭を撫でると、犬のようにニヤッと笑う。
この姿を見れるのは俺だけ。
ほかの人間には、誰にも渡さない。
もちろん、ヒョンやミノ、テミナにも。
そう誓った夜だった。
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作者名:小夜 | 作成日時:2018年5月1日 10時