詫びと償い ページ1
あなたside
朝目が覚めるといつの間にか、宿舎のベットにいた。
鏡をみて、口の両端は腫れていて血が滲んでいた。
あなた 『だよね。』
1人虚しく呟いて、シャワーを浴びて朝食を食べて
ユジンのいる病院に向かった。
受付でユジンの病室を教えてもらい、入ると…
ユジン 「来ると思った。」
あなた 『随分、早い目覚めね。』
ユジン 「病院では寝れないの。」
あなた 『昨日は、ありがとう。それと…』
ユジン 「やめて。謝らないで。」
あなた 『でも…』
ユジン 「結局、傷つけたのは私達の方だから。謝ることなんてないから。」
あなた 『それじゃあ、私が納得いかない!』
ユジン 「本当に優しいんだね。」
あなた 「優しくなんかないよ。」
近くの椅子に座り、ユジンと話す。
あなた 『私にも、許せないことは1つだけあるの。でも、それを誰かに打ち明けるのが怖いだけ。』
ユジンの顔が変わった。
だけど、それは一瞬だった。
あなた 『これからどうするの?』
ユジン 「わかんない。」
あなた 『…よかったら、SMに来ない?他の子と一緒に。』
ユジン 「そんなこと…」
あなた 『これが私がユジンに対する償いよ。社長には通しておく。幸い、メンバーはユジンがあいつと一緒にいたことを知らない。』
ユジン 「パボ」
あなた 『バカでもいいよ。その代わり、ユジンも今度こそはSMで練習生としてやっていくのよ。いい?』
ユジンは、笑顔で頷く。
こうして、お互いの詫びはいれた。
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作者名:小夜 | 作成日時:2018年5月1日 10時